高校生の新しい就職の形『アオハル就職』が登場！

高校生の新しい就職の形『アオハル就職』誕生

新たな就職の選択肢として注目を集めているのが、高校卒業後に直ちに就職する「アオハル就職」です。このサービスは、高校生を対象にしたインターンシップマッチングサービスを提供する株式会社アッテミーによって立ち上げられました。大阪市を拠点とするアッテミーは、「アオハル就職」という名称で高校生の就職活動の新たな価値を提供しようとしています。この新しい概念は、商標登録も申請中です。

アオハル就職とは？

「アオハル就職」の定義は、学校を介さない自己開拓での就職活動を推進することです。本来大学に進学する能力がある高校生が、大学を飛び越えて企業に就職する新たなモデルを提案しています。この背景には、高卒就職が持つ古いイメージがあり、それが戦後から続いている「金の卵」や「集団就職」といった考え方に基づいていることがあります。

人生100年時代にふさわしい新たな進路選択を提供するため、「アオハル就職」という名称が生まれました。ここでの「アオハル」は「青春」を意味し、高校卒業後の就職を「青春の終わり」と捉えるのではなく、むしろ新たな冒険の始まりと考えるよう、高校生にメッセージを発信しています。

現状の就職活動の課題

現在、高校生の就職活動では、「1人1社制」というルールに基づいて、同時に1社しか応募できない「学校あっせん」が主流となっています。この制度の下では、企業との事前選考が禁止されているため、高校生は限られた情報と機会の中でしか就職先を探せません。このような環境では、学生が持つポテンシャルを最大限に発揮することが難しいのが現状です。

自己開拓型就職活動の必要性

18歳の高校生には、「職業選択の自由」が与えられています。しかし、多くの学生は学校を介さずに自分で就職活動を行う「自己開拓」や「縁故就職」という方法を利用していないのが実情です。そこで、アッテミーでは高校生がインターンシップ経験を通じて気に入った企業に、エントリーシートなしで応募できる新しいマッチングサービスを提供しています。このような取り組みを通じて、より多くの高校生が自己開拓型の就職活動に挑戦できる社会を目指しています。