『また団地のふたり』発売決定！藤野千夜による待望の続編

『また団地のふたり』発売決定

2024年10月25日、藤野千夜氏の待望の続編『また団地のふたり』が全国の書店で発売されます。この新作は、U-NEXTでも同日から配信が開始され、月額プラン会員には「読み放題」で楽しめるサービスも用意されています。これにより、作品へのアクセスが格段に向上し、多くの読者の手に届くことでしょう。

前作の人気を受けて

本作は、2022年3月にU-NEXTオリジナル書籍として刊行された『団地のふたり』の続編です。その後、2024年7月には双葉文庫としても発売され、多くのファンに支持されています。また、同年9月からはNHK BSプレミアムとNHK BSで小泉今日子さんと小林聡美さんのW主演による実写ドラマが放送されました。ドラマ版もNHKオンデマンドで高い視聴率を誇り、文庫本は既に10万部を突破するなど、注目を集めています。

主人公たちの暮らし

『また団地のふたり』では、生家の団地で暮らす二人の女性、なっちゃん（桜井奈津子）とノエチ（太田野枝）の生活が描かれています。イラストレーターのなっちゃんはフリマアプリを通じて「不用品」を売買し、大学の非常勤講師であるノエチとお喋りを楽しみながら、近所の人々をサポートしています。彼女たちは共同菜園でイチゴを摘んだり、フリマイベントに出かけたり、健康診断の結果を気にしつつ台湾料理をつまみに映画を観たりと、日々の中で小さな幸せを見つけています。

この物語は、独身の50代二人の生活を描写し、歳を重ねた彼女たちの友情と変わらぬ生活を通じて、理想的な「二拠点生活」の形が映し出されています。

藤野千夜について

藤野千夜さんは、1962年福岡県で生まれ、千葉大学の教育学部を卒業しました。1995年には『午後の時間割』で海燕新人文学賞を受賞し、さらに1998年には『おしゃべり怪談』で野間文芸新人賞、2000年には『夏の約束』で芥川賞を受賞するなど、実力派作家として知られています。また、多くの著書を持ち、特に『じい散歩』シリーズは累計20万部を超える大ヒットを記録しています。

『また団地のふたり』は、その延長線上にある作品ですが、新たなストーリーを加え、多様な読者層に支持されることが期待されています。

書誌情報

- 書名：また団地のふたり
- 著者：藤野千夜
- 発売日：2024年10月25日
- 定価：1600円（税込）
- ISBN：978-4-911106-27-3
- 装幀：鈴木久美
- 装画：北澤平祐

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