五箇山合掌造り
2015-10-30 11:10:01

五箇山合掌造り、世界遺産登録20周年記念プロジェクト始動

五箇山合掌造り集落、世界遺産登録20周年を迎える



富山県南砺市にある五箇山の合掌造り集落が、この度、世界遺産登録20周年を迎えました。この特別な節目を祝うために、新たに「合掌づくりの3D VRアーカイブス」プロジェクトが立ち上げられました。今回はその第一弾として、国指定重要文化財「村上家」の3D CGムービーが制作され、記念式典での公開を予定しています。

3D CGムービーの内容


ムービーは約7分30秒の長さで、合掌造りの構造が雪深い地域での生活にどのように適応しているかを丁寧に再現しています。さらに、そこで暮らす人々の独特な風習や知恵についても触れ、視聴者が手に取るように理解できる内容が盛り込まれています。このムービーは南砺市のホームページや展示会で一般公開され、観光や教育、地域振興にも活用される予定です。

3D VRアーカイブス構想


今後は、このムービーで使用した3D CGデータを基に、南砺市内の様々な文化的資産を3D VRで再現し、さらなるアーカイブの構築を目指す計画です。このプロジェクトには、国の名勝に指定される錦帯橋や円融寺釈迦堂などのプロジェクションマッピングで実績を持つ一般財団法人最先端表現技術利用推進協会(表技協)が協力しています。彼らは、アーティストやクリエイターからなるチームが共同で取り組んでいます。

特に、環境デザインに精通した大阪大学の福田准教授の監修により、技術的な側面でも信頼性の高いものとなっています。今後も表技協は、3D VRデータを活用して地域の活性化と安心をつなぐプラットフォームとして役立てていく考えです。

地域の魅力を再発見


五箇山の合掌造り集落は、雪国特有の美しい風景と先人たちの知恵が凝縮された文化遺産です。これらを3D VR技術を用いて多くの人々に伝え、地域の魅力を再発見する素晴らしい機会となるでしょう。また、クリエイティブ産業の育成を目指す南砺市の取り組みも注目されており、来春にはクリエイタープラザがオープン予定です。これにより、さらなる産業の創出が期待されています。

まとめ


五箇山合掌造り集落の世界遺産登録20周年を契機に、伝統文化と最先端技術が融合したプロジェクトが動き出します。私たちもこの機会を通じて、伝統的な文化遺産が持つ価値を再認識し、多くの人々に伝えていくことが重要です。今後の展開が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会
住所
東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟21F
電話番号
03-6711-1955

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