岡山県のナイスコーポレーションがB Corporation™認証取得，持続可能な未来へ向けた新たな一歩

岡山県のナイスコーポレーションがB Corporation™認証取得

岡山県倉敷市児島に本社を置く株式会社ナイスコーポレーションが、この度B Corporation™️認証を取得しました。設立から34年間、デニム製品の縫製を手掛けてきた同社は、サステナビリティを重視した新たなビジネスモデルを模索しています。

B Corporation™️の意義

B Corporation™️の認証は、環境や社会への配慮を重視し、透明性やアカウンタビリティを求められる国際的な評価制度です。これに参加することで、企業はただの売上追求から脱却し、より広い視点から事業を評価されることになります。ナイスコーポレーションは、B Lab™️が設ける厳格な基準をクリアすることで、他社との差別化を図り、100年以上続く「縫製業の未来」を信じて取り組みを進めています。

事業改善の取り組み

同社の代表取締役である井筒伊久磨氏は、B Corp™️認証を達成するために、2020年頃から自社の事業改善に取り組んできました。主な活動内容としては、リサイクル生地や残反を活用した自社ブランド「NC PRODUCTS」の開発、オーガニック生地の使用増加、自社製品のCO2排出量の把握、そして従業員の労働環境や地域貢献のポリシーの策定等があります。

このような取り組みにより、ナイスコーポレーションはBIA（B Impact Assessment）スコア95.3点を獲得し、無事にB Corp™️認証を取得しました。業界のスタンダードになるべく未来を見据え、さらなる挑戦を続ける姿勢がうかがえます。

地域との関わり

岡山県児島は、ジーンズ生産の聖地として知られており、ナイスコーポレーションはその地で地域とのつながりを大切にしています。児島では長年、デニム製品の製造に従事しており、伝統技術と現代のニーズを融合させた製品を生み出し続けています。この地域の特色を活かしながら、ジーンズ製造の未来を切り開いていく決意を持っています。

次なるステップ

ナイスコーポレーションは、B Corporation™️の認証はスタートであり、今後も3年ごとの再認証に向けた改善をおこなう必要があります。これからも、どのようにして社会・環境に良いインパクトを与え続けられるのかを考え、行動していく計画です。

今後の取り組みにも注目です。持続可能なビジネスモデルを追求するナイスコーポレーションは、従来の縫製業のイメージを超えて、新しい価値を提供する企業として成長し続けることでしょう。社員一人一人の力が、より良い社会を作り出す一助となることを期待しています。