オンライン習い事「ヨンデミー」が中学受験専門塾とコラボ！読書力向上を目指す実証実験が始動

オンライン習い事「ヨンデミー」が中学受験専門塾と提携

子どもが読書に夢中になるためのオンライン習い事「ヨンデミー」を運営する株式会社Yondemy（本社：東京都中央区、代表取締役：笹沼颯太）は、中学受験専門の塾「伸学会」と連携し、新たに読書習慣の形成を狙った実証実験を始めると発表しました。この取り組みは、伸学会の目黒校で実施され、授業や家庭での学習において、子どもたちが日常的に読書に親しめる環境を構築することを目指します。

連携の背景

Yondemyは、「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」というミッションのもと、子どもが熱中できる読書教育を提供するオンラインサービス「ヨンデミー」を展開しています。「ヨンデミー」では、AIを活用して、それぞれの子どもに合った最適な本を推薦し、従来の読み聞かせに留まらない新しい読書体験の提供を目指しています。

一方、伸学会は学生の自立的な成長を促す理念のもと、中学受験を視野に入れた集団指導や個別指導を行っている塾です。東京エリアを拠点に少人数制での指導に力を入れ、一人ひとりの学力向上に寄与しています。最近では、試験の準備だけでなく、基礎的な「読む力」の育成にも力を入れています。

小学生の「読む力」の問題

伸学会では、算数、国語、理科、社会などの主要科目において、小学生の生徒たちが抱える「文章が読めない」という悩みを解消する必要性が高まっています。「読む力」は学びの基盤であり、文章を正確に読み取る能力がなければ、算数の文章題や理科の実験手順を理解することが難しくなります。テクニックだけでなく、日常的な経験や環境が影響を与えるこの力を高めるため、読書を通じて栄養を与えるアプローチが求められています。

これに応じて、Yondemyの「ヨンデミー」を導入することとなりました。子どもたちが自然に読書習慣を身に付け、語彙力や理解力、表現力といった“読書力”を強化し、学力向上へ繋げることを期待しています。

実証実験の具体的な内容

実証実験は2025年5月より、伸学会目黒校にて開始されます。全学年を対象とし、各学年やクラスに適した形で「ヨンデミー」のカリキュラムを組み込む計画です。特に速読クラスでは授業内と家庭での活用を推奨し、小学5・6年生はホームルームを通じて、4年生は国語の時間に実施されることになっています。これにより、読書習慣の根付きを図ることを目指します。

実施内容	対象学年	導入内容
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速読クラス	全学年	および家庭利用
小学5・6年生	ホームルームでの導入	家庭での読書時間の設定
小学4年生	国語の授業内での導入	家庭での読書時間の設定

今後の展望

日常的な読書習慣を通じて、学習の基礎となる「読む力」を育てることを目指しており、国語はもちろん全教科における学力向上を図ります。新たな読書体験を提供していくことで、家庭だけでなく、多様な環境における実践的な読書教育の普及に貢献したいと考えています。

両社からのメッセージ

伸学会代表の菊池洋匡さんは、中学受験指導に携わって20年以上の経験を持ち、子どもたちの成績のばらつきに驚かされています。「知識だけではなく、地頭を鍛える必要があると感じていた時、Yondemyがその助けになるのではと期待しています」と語りました。

Yondemyの笹沼颯太代表も、伸学会の「自ら伸びる力」という理念に深く共感し、「文字を読む力は全ての学びの基盤であり、今回の取り組みが新たな学びを生み出すきっかけになると信じています」と述べています。