ユナイテッド、アイラッシュサロン事業に出資しビューティー企業を支援

ユナイテッド、wowwe株式会社に出資

ユナイテッド株式会社（以下「ユナイテッド」）が、アイラッシュサロン「MARIE TERESIA（マリーテレジア）」を運営するwowwe株式会社（以下「wowwe」）に資本を提供した。この投資は、美容業界の発展に寄与することを目的としており、特にアイラッシュサロン市場の成長を後押しする意図がある。

wowweのビジネスモデル

wowweは、2021年から店舗拡大に力を入れ、現在日本全国に37店舗以上を展開している。特に、まつ毛カールとまつ毛エクステンションを同時に施術できる「プレッツェルエクカール」という独自技術がユーザーに支持されている。2024年8月には、プロ専売品アイラッシュメーカー「Maison Ailes（メゾンエール）」を子会社として設立し、さらなる事業拡大を目指す。

市場背景と課題

コロナ禍を経て、目元美への関心が高まり、アイラッシュの市場規模は拡大を続けている。2021年の市場規模は780億円でしたが、2024年には1200億円に達すると予測されている。しかし、業界内のアイリストの離職率は71.4%と高く、美容業界全体の労働環境や給与の見直しが急務であることが示されている。

wowweでは、効率的な業務オペレーションを構築し、教育体制を整えることで労働環境を改善。同時に、高水準の給与を設定し、アイリストの長期的なキャリアを支援。また、出店コストや施術コストを抑えることで、リーズナブルな価格でサービスを提供し、顧客からの支持を得ている。

ユナイテッドの出資の思惑

ユナイテッドは、wowweが美容業界全体の発展に寄与し、この業界をリードする存在になることを期待し、出資を決定した。ユナイテッドは、自社の投資事業、教育事業、人材マッチング事業を通じて、成長とEXITに向けた支援を行う体制を整えており、その経験を活かすことでwowweのさらなる発展に寄与できると考えている。

今後の展開

wowweは今回の資金調達を機に、出店数を拡大する方針を掲げ、計画的に全国展開を進めていく。この成長において、ユナイテッドも積極的にサポートしていく意向を示している。

ユナイテッドの企業方針

ユナイテッドは「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する」との目的のもと、数多くのベンチャー企業への投資を行ってきた。投資は自己資金に基づいて行われ、迅速な意思決定を可能とし、投資先企業へのノウハウ提供やEXIT支援にも力を入れている。

今後もユナイテッドは、有望なスタートアップ企業への投資を活発に行う方針であり、wowweの成長とともに自らの成長も追求していく。