SIRUI新製品レビュー: オートフォーカスアナモルフィックレンズ
はじめに
本年のInterbee 2024で、SIRUIが初めてマイクロフォーサーズシステム規格に対応したオートフォーカスアナモルフィックレンズ『40mm S35 AF T1.8 1.33x』を発表しました。この新製品は、Sony E、Fuji X、Nikon Zマウントにも対応しており、映像制作の可能性を広げます。
コンパクトで軽量
このレンズはそのデザインにおいて、コンパクトさと軽量感を追求しています。使用するシーンを考慮し、持ち運びも容易なので、フィールドワークでの撮影にも最適です。さらに、オートフォーカス機能により、素早くピントを合わすことができるため、撮影時間を大幅に短縮できます。
シネマティックな映像表現
『40mm S35 AF T1.8』は、1.33倍のスケーリングによるシネマティックなビューを実現します。これにより、撮影者は映画のような映像表現を手軽に楽しむことができます。特に、ストーリーテリングの要素が強い作品や情感を重視した映像において、その威力を発揮します。
特徴的なボケ表現
T1.8の開放絞りにより、六角形の楕円ボケを楽しむことができ、臨場感あふれる映像を提供します。さらに、T2.4では美しい1.33x楕円ボケを実現。これにより、被写体を際立たせるだけでなく、視聴者を引き込む輝かしい作品を創造することが可能です。
フレアオプション
2つのフレアオプションも魅力的です。クラシックブルーフレアとソフト・ナチュラルフレアの2種が用意されており、それぞれ異なる表現力を持っています。このような新しい撮影体験は、映像の強化に寄与し、視覚的なユニークさを引き出します。
他のアナモルフィックレンズシリーズ
SIRUIは、アナモルフィックワイドスクリーン映画レンズにも力を入れており、VenusシリーズとSaturnシリーズの2つのラインナップがあります。Venusシリーズはプロフェッショナル向けのフルフレーム・マニュアルフォーカスアナモルフィックレンズで、性能と映像美を追求しています。一方、Saturnシリーズは軽量で高性能なカーボンファイバー製の初のフルフレームマニュアルフォーカスアナモルフィックレンズで、持ち運びやすさが求められる場面で活躍します。
まとめ
新しいSIRUIのアナモルフィックレンズ『40mm S35 AF T1.8』は、映画制作における新たな選択肢を提供します。独自のデザインと最新の技術が見事に融合し、ユーザーに圧倒的な映像体験をもたらします。アナモルフィックレンズに興味がある方には、ぜひチェックしてほしい一品です。