グッドデザイン賞受賞記念！小湊鐵道の里おこし活動とトロッコ列車

小湊鐵道が歩む地域創生の道

千葉県市原市に本社を置く小湊鐵道は、創立100周年を迎え、気づけばデザインの領域にまで足を踏み入れることとなりました。そのきっかけは、地域での里おこし活動。近年、沿線の人々と協力し、自然環境との調和を図りながら地域再生を目指すプロジェクトに注力してきたのです。

地域と共に歩む取り組み

小湊鐵道は、沿線の自然環境を守るため藪刈りや駅周辺の清掃活動、さらには菜の花を種まきするなど、一連の里おこし活動を行っています。また、芸術祭や飲み会といった地域イベントも積極的に開催し、地域とのつながりを深めてきました。これらの努力により、地域の皆さんとともに「里山トロッコ列車」の運行を開始し、2015年からはその運行を続けています。

グッドデザイン賞の評価

そしてこの度、公益財団法人日本デザイン振興会から「グッドデザイン賞」を受賞しました。審査委員から受けた評価には、地域と鉄道が密接に結びつき、よりシンプルで環境に優しいデザインが求められているというコメントがありました。この賞の受賞は、沿線で暮らす多くの方々との協働によって成し得た成果なのです。

地域への感謝と支援の仕組み

この栄誉を記念して、里山トロッコ列車の乗車整理券が発売されることになりました。価格は500円で、購入者は1枚につき50円が地域の里山団体に還元されます。これは沿線住民の方々への感謝の意を込めた施策です。トロッコ列車の利用を通じて、地域のための活動に参加できる仕組みを整えているのです。

発売情報

乗車整理券は各有人駅や鉄道部運輸課で購入可能です。また、郵送での申し込みも受け付けています。興味のある方は、公式ウェブサイトで詳細を確認してみてください。

小湊鐵道の未来

小湊鐵道の里おこし活動はまだ始まったばかりですが、これからの展望は明るいものです。地元の人々との協力を通じて、この地でより良い未来を築いていくための挑戦が続きます。共に笑い、自由に活動しながら、地域を盛り上げていくことを目指しています。地球人として、地域の一員として、次の101年目を迎える準備を進めています。

このように、地域と密接に繋がった取り組みである小湊鐵道の今後に、ぜひご注目ください。