日本テレビホールディングスが新たに設立した「コンディショニング イノベーション Lab」
日本テレビホールディングス株式会社は、エビデンスに基づいたウェルネス情報を発信する新しいシンクタンク「コンディショニング イノベーション Lab」を設立しました。これは、中期経営計画2022-2024の重点目標の一環として、「ウェルネス経済圏の構築」を目指す取り組みの一つです。新たに設立されたこのラボでは、生活者一人ひとりに寄り添った健康的なライフスタイルを実現するため、スポーツ医学の知見を活かしたコンディショニングに関する情報を提供していく予定です。
コンディショニング イノベーション Labの目的と概要
このラボでは、スポーツ界で重要視される体調管理の技術や、コンディショニングに関する情報をわかりやすく伝えていくことを目指しています。具体的には、スポーツ医科学に基づいた情報を、様々な形式で生活者に届けることで、健康促進を図ります。
メンバーの紹介
ラボの全体統括は、杉田正明教授(日本体育大学)に任されています。杉田教授は、日本オリンピック委員会の情報・科学サポート部門長でもあり、東京・パリオリンピックでは日本選手団の科学的支援を行う役割を果たしました。
また、メンバーには満尾正満尾クリニック院長・医学博士が名を連ねています。彼はハーバード大学での研究を経て、アンチエイジングクリニックを開院し、健康に関する著書も多く発表しています。
西沢邦浩氏は、日経BP社総合研究所メディカル・ヘルスラボの客員研究員を務めるアドバイザーとして、健康医療に関する専門知識を持つジャーナリストとして活躍しています。
コンテンツ配信について
本日18時より、「コンディショニングイノベーションLab」の公式ホームページと日本テレビのYouTubeチャンネルにおいて、コンテンツの第一弾として動画の配信が開始されます。初回の動画では、日本体育大学の杉田教授が「人生が変わるコンディショニング術」について語ります。これはアスリート向けの技術を一般生活に応用するための方法を、全4回を通じて詳しく解説する内容です。
今後の展望
今後、書籍の発行や番組を通じたウェルネス情報の発信を行い、この活動を広めていく予定です。特に、杉田教授の著書は6月に発行される予定で、多くの人々に健康的な生活の知識を提供することが期待されています。
さらに、日本テレビの既存の番組においても、ウェルネス情報を特集し、社会での関心を高めるアプローチを図る考えです。実証実験としては、ティップネスの店舗と連携し、リアルデータを基にした商品開発も計画しています。また、「睡眠」などのテーマに基づく講演会やセミナーも予定されており、幅広い層にアプローチするための活動を継続する意向です。
このように、日本テレビホールディングスが展開する「コンディショニング イノベーション Lab」は、ウェルネス分野における情報発信の新たな中核として期待されています。