震災からの復興を祈る、本格焼酎「浦霞」新発売のご案内

宮城の誇りを込めた本格焼酎「浦霞」の新商品

2023年、私たちは未曾有の震災から10年の節目を迎えました。この10年間、震災の影響を受けた多くの人々と地域が、支え合いながら復興に向けて歩んできました。その中で、新たに誕生した商品が、本格焼酎「浦霞」です。この焼酎は、震災時の清酒醪を原料とし、オーク樽にて貯蔵された特別な一品です。

懐かしき震災の記憶とともに

2011年3月11日、宮城県塩竈市は震度6強の大地震に見舞われ、私たちの酒蔵も大きな被害を受けました。津波の影響で敷地内は浸水し、倉庫の棚が崩れ去り、約3万本のお酒が破損・出荷不能となりました。震災直後は、何をどう始めればよいかもわからない状態でした。しかし、多くの絆と支援に支えられ、私たちは歩みを進めることができました。

震災を乗り越えた製品展開

「浦霞」は、震災後に進めた復旧作業の一環として新たに誕生しました。私たちが行ったのは、まずは壊れた設備の復旧と貯蔵していた酒の瓶詰め作業。その後、必要な修繕工事を完了させ、酒造りの再開にこぎ着けました。

このたび発売する「オーク樽貯蔵本格焼酎浦霞」は、震災で被災した醪を使用し、希望を込めて熟成させた焼酎。特有の甘く香ばしい香りと、深みのある味わいが特徴です。この焼酎を通じて、私たちの復興の歴史を皆様にお届けできることを願っています。

新商品の詳細

この焼酎のアルコール分は30度、500mlのボトルに詰められ、希望小売価格は3000円（税抜）です。販売は宮城県内の店舗に限定されており、発売は2023年2月18日から。地域によっては発売日が異なる場合がありますので、詳細は店舗でご確認ください。

全国展開商品も見逃せない

さらに、全国で限定販売される「浦霞本格焼酎につけた梅酒」も注目を集めています。これは、宮城県蔵王産の青梅を使用した梅酒で、さわやかな酸味が特徴の一品。加えて、「花は咲く蔵の華純米吟醸浦霞」も、特別な思いを込めた限定商品です。

10年の感謝を込めて

今回の新商品の発売は、被災地としての復興の証でもあります。震災後、私たちは「浦霞発、日本酒のチカラ」プロジェクトを始め、地域貢献と支援の意義を大切にしてきました。皆様からの愛支えによって、私たちはここまで来られました。これからも、皆様に感謝の思いを込めた商品をお届けし続けたいと考えています。

私たちの焼酎が、飲む人々の心を温め、つながりを生み出す一助となれば幸いです。ぜひ、香り高い本格焼酎「浦霞」をお楽しみください。