ローデ・シュワルツとINFOZAHYSTの提携
ローデ・シュワルツとウクライナの企業INFOZAHYSTが、最新の防衛技術を駆使するための戦略的提携を締結しました。このパートナーシップは、高出力ジャマー、ドローンに対する防護(C-UAV)、そして多機能型機動電子戦(EW)プラットフォームの共同推進を目指しており、両社の専門知識を融合させることで、より一層進化した防衛システムを市場に提供することを目指しています。
提携の背景
2026年5月20日、ヘルシンキで行われた合意により、ローデ・シュワルツの先端的な電子戦技術と、INFOZAHYSTの豊富な戦闘経験と市場嗅覚が一体化します。この連携によって、新しい防衛製品群が国際的な舞台で展開されることが期待されています。
提携内容の詳細
具体的には、今回の覚書では以下の3つの先進システムの共同プロモーション、適応化、マーケティングが定められました。
1.
高出力ジャマー - 電波や信号を妨害し、敵の通信能力を失わせるシステム。
2.
ドローン対処(C-UAV) - 無人機に対する防御策としての技術。
3.
多機能型機動電子戦(EW)プラットフォーム - 複数の機能を統合した柔軟な電子戦システム。
現場から求められる技術
ローデ・シュワルツの信号情報・電子戦担当副社長であるトーマス・ボーン博士は、「INFOZAHYSTの実務的な専門知識と当社の実績あるEWソリューションが相互作用することで、現代の軍隊が直面する急速に変化するニーズに応える強力な組み合わせが生まれます」と述べています。また、戦闘環境で実績のあるシステムを提供できる点も強調しています。
ウクライナの防衛イノベーションの一環
INFOZAHYSTのCEO、イアロスラフ・カリニン氏もこの提携の意義を述べており、「ドイツの優れたエンジニアリングとウクライナの前線での実績を融合させることで、同盟国を守り、世界の安全保障に貢献するための電子戦能力の展開が加速する」と語っています。これにより、ウクライナの防衛力が、より進化した形で発展することが期待されます。
「AOC Europe」での発表
この提携に関する具体的な情報は、2026年5月19日から21日までヘルシンキで開催される「AOC Europe」にて両社のブースで紹介される予定です。ローデ・シュワルツ(ブース番号:4B21)とINFOZAHYST(ブース番号:4E32)の訪問をお勧めします。
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、1933年にドイツ・ミュンヘンで設立された企業で、電子計測機器や技術システムの開発においてパイオニア的な存在です。日本での活動は2003年に始まり、自動車、ワイヤレスコミュニケーション、エレクトロニクス、航空防衛など広範な分野で製品販売やサポートを行っています。企業理念として「より安全に“つながる”社会」を掲げ、技術革新に努めています。
この新たな提携から生まれる競争力ある防衛システムに、今後の動向が注目されます。