ジュエリーブランド「白牡丹」の新たな挑戦
ジュエリーブランド「白牡丹(HAKUBOTAN)」が、新しいコレクションの先行体験プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREで展開されており、未公開のコレクションを特定の支援者のみに先行して体験してもらうというユニークな試みです。ブランドのテーマは「光を手に、物語を纏う」。この理念に沿って、お客様一人一人の思い出をジュエリーに形作り、日常の中に光を取り入れることを目的としています。
若き起業家の挑戦
「白牡丹」の代表は、21歳の若き起業家です。彼女は、近年のハイブランドに見られる価格改定を踏まえて、実店舗を持たずオンライン直販に特化しています。この戦略により、店舗運営や卸コストを削減し、素材と設計に特化した高品質なジュエリーを提供しています。まさに、彼女の挑戦は新しいビジネスモデルの一環と言えるでしょう。
公開3日間で支援率20%を達成したこのプロジェクトは、彼女の信念や理念に共感した多くの人々の支えによるものです。クラウドファンディングの期間は9月26日から11月15日まで。これからの展開に注目が集まります。
未公開コレクションとは?
白牡丹が未公開のコレクションを先行体験として提供する理由は、単に商品を売るのではなく、支援者と共感でつながるファンコミュニティを作ることです。支援者限定ページでは、デザインや制作過程を段階的に公開し、支援者がそのプロセスを楽しめるよう工夫されています。
コレクションは3つのテーマで構成され、各テーマに合わせたディテールがあります。
- - Morning(朝): フルエタニティの輝きによって点ではなく線で流れる光を表現。
- - Afternoon(昼): 地金の面の構成による静かな艶。
- - Night(夜): 室内での照明で映える輝度設計。
どのコレクションもK18と天然のダイヤモンドを使用し、ラボダイヤは避けているのが特徴です。期待感を高め、実際に購入する際には、支援者が最初のオーナーとなれるのも大きな魅力です。
アトリエ白牡丹の展開
また、姉妹ブランドの「アトリエ白牡丹」ではセミオーダーを通じて、お客様の心に残る景色や記憶を色石で表現する試みも行っています。従来のジュエリーがダイヤモンドを中心に設計されるのに対し、アトリエ白牡丹はより多様な表現を追求しています。
今後の展開とリターン
支援者には、段階的なリターンが用意されています。例えば、3,000円では限定壁紙とお礼のメール、50,000円では物語を落とし込んだセミオーダーリングのデポジットがあります。これにより、支援者は自らの物語を選択し、特別なリングをデザインすることが可能です。
ブランドの理念
白牡丹は、「装飾」ではなく「物語」をジュエリーで表現することに重きを置いています。派手さを追求するのではなく、素材と設計によって手元の余白を整えることで、日常に特別な光をもたらすことを目指しています。
彼女のビジョンは、ジュエリーを身に着けることが単なる美しさを飾るためではなく、自身の人生を確かめる手段でもあるというものです。この未公開のコレクションにかける情熱と、支援者への感謝の気持ちが伝わってきます。
公開3日で20%の支援を得たのは、その理念が多くの共感を呼んでいる証拠です。今後、正式な商品が公開される予定の11月にも注目し、その進捗を追いたいと思います。