ジャガー・ランドローバー愛媛で開催！アートとアップサイクルが生み出す新たな価値

ジャガー・ランドローバー愛媛 ✕ インクルーシヴ・松山ヒカリのアトリエ展が実現

2023年10月19日から11月12日まで、愛媛県松山市のジャガー・ランドローバー愛媛で特別なアート展が開催されます。タイトルは「ジャガー・ランドローバー愛媛 ✕ インクルーシヴ・松山ヒカリのアトリエ展 with アップサイクル」。この展示会では、普段は捨てられてしまう紙や車載部品などを使用したアート作品が展覧され、新しい社会的価値を提唱しています。

展示される作品とその背景

インクルーシヴ・ジャパンが企画したこのアート展は、障がい者の社会参加や自立支援を目指す活動の一環です。具体的には、インクルーシヴ・松山ヒカリのアトリエに所属するアーティストたちの作品約40点が展示されます。作品の中には、使用済みのエアバッグや、間伐材を利用して作られた紙糸「TSUMUGI」を活用したものがあり、独自のストーリーやメッセージが込められています。

たとえば、エアバッグに描かれたアート作品や、未利用の間伐材を使用したトートバッグやTシャツなど、各アーティストの創作意欲と個性が際立つ作品が並びます。また、作品を通じて彼らの存在や思いが伝わり、見る人々に新たな視点を提供します。

廃棄される食品の再利用

さらに、展覧会では伊予柑を使ったストレートジュース「IMI」も提供されます。実は、柑橘類の収穫量のうち約3割が見た目の問題で廃棄されることが多いのです。しかし、味には一切問題がないため、使用後の伊予柑を加工することで、無駄をなくす取り組みが進められています。期間中、来場者にはこのストレートジュースが無料で提供されます。

企業と社会の新しい関係構築

ジャガー・ランドローバー愛媛の店長、登坂健さんは、SDGsの観点からも企業活動におけるダイバーシティの重要性を強調しています。この展覧会を通じて、地域の方々が障がいのあるアーティストの作品に触れることで、多様性を認め合う共生社会の実現につながればとの期待があります。

展覧会の開催にあたり、インクルーシブ・ジャパンの管理者、青山俊子さんも作品を観ることで感じることができる「息遣い」に込められた思いを丁寧に説明しています。彼女は、アートを通じて人々との繋がりを大切にし、作者たちの表現を広める活動に誇りを持っています。