施工管理職の採用コストについての実態調査
ネオキャリアが運営する「みんなの採用部」が実施した調査によれば、建設業界における施工管理職の採用コストが大幅に上昇している実態が明らかになりました。本調査は2025年に中途採用を行った企業の採用担当者102名を対象に行われました。
調査結果の概要
調査によると、施工管理職の採用コストについて「100万円以上」と回答した企業は約4割にも及び、また、約6割の企業が前年に比べ採用コストが増加したと報告しています。これは、建設業界全体における深刻な人材不足が影響していると考えられます。
特に施工管理職の採用難は「きつい・汚い」といった印象が求職者に根強く存在し、約49%の企業がそのイメージを挙げています。求職者が求めるワークライフバランスを重視することから、この職種の志願者が減少していることも一因とされています。
採用手法の多様化
最近では、採用の手法が多様化してきており、カジュアル面接や出張面接、SNSを用いた情報発信といった新たなアプローチが取り入れられています。調査では、カジュアル面接を行った企業が42.2%を占め、出張面接が32.4%、SNSでの情報発信が30.4%と、いずれも採用活動において重要な要素となっています。
企業側は、求職者との接点を広げる努力を行い、魅力的な職場環境をアピールしようとしています。なぜなら、現場仕事を避ける若者が増加しているためです。
企業の対応策
人材不足に対して各企業は、待遇や働き方の改善に取り組んでいると答えた企業が、それぞれ42.6%および41.6%となっています。また、採用手法として最も多いのは求人媒体によるもので、これが43.1%の企業で採用されています。構造的な変化を受けて、複数のチャネルを組み合わせつつ効果的な採用活動が求められています。
業界全体での底上げが求められており、特に未経験者の育成や女性の採用拡大が今後のカギとなるでしょう。現場環境の改善も併せて、若手人材の採用を強化する必要性が高まっています。
結論
建設業界における施工管理職の採用は、実績やコストを見極めつつ新たな手法を取り入れる柔軟性がキーになるでしょう。持続的な社会インフラの発展のため、施工管理職の担い手をどのように広げていくかが問われています。これは、業界全体の改善に向けた重要なステップとなるのではないでしょうか。