三井住友海上と宇宙スタートアップElevationSpaceが連携協定を締結!宇宙ビジネス参入を支援
三井住友海上火災保険株式会社と、宇宙で実証・実験を行ったあと、地球に帰還可能な宇宙機を開発する株式会社ElevationSpace(エレベーションスペース)が包括連携協定を締結しました。
この協定により、両社は企業の宇宙業界への参入を包括的に支援し、参入障壁を下げていくことを目指します。
宇宙ビジネス参入の促進と課題
近年、宇宙産業は急速に成長しており、2040年にはグローバルで150兆円規模に達すると試算されています。
しかし、多くの民間企業にとって、宇宙ビジネスへの参入は依然としてハードルが高いのが現状です。
「宇宙ビジネスに関心はあるものの、参入方法がわからない」「自社の既存事業とのシナジーが見いだせない」といった悩みを持つ企業も多いのではないでしょうか。
ElevationSpaceと三井住友海上の連携
ElevationSpaceは、東北大学発の宇宙スタートアップで、宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。
一方、三井住友海上は、自動車保険や火災保険など幅広い保険商品を提供するだけでなく、人工衛星打ち上げなどの際に加入する宇宙保険も手がけています。
両社はそれぞれの強みを活かし、以下の協業を進めていきます。
宇宙事業に関する講演会等の実施
宇宙事業のコンサルティング
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宇宙環境利用・回収プラットフォームサービスおよびリスクソリューションの提供
宇宙ビジネス参入の促進
今回の連携により、企業は宇宙ビジネス参入に必要な知識、技術、資金、保険などのサポートをワンストップで受けられるようになります。
これは、日本の宇宙産業の発展に大きく貢献すると期待されています。
ElevationSpaceについて
ElevationSpaceは、誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにすることを目指しています。
同社は、東北大学吉田・桒原研究室で培われた小型人工衛星の開発技術を基に、宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。
「ELS-R」は、無重力環境を生かした実験や実証などを無人の小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返すサービスを提供します。
三井住友海上について
三井住友海上は、2001年に三井海上と住友海上が合併して誕生した保険会社です。
2010年には、三井住友海上、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険が経営統合し、「MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス」が発足しました。
同社は、宇宙保険をはじめ、幅広い保険商品を提供しています。