パーク・システムズの快挙
2021-04-27 10:46:15

パーク・システムズ、KOSDAQでの時価総額1兆ウォン達成の瞬間

韓国の水原に本社を構えるパーク・システムズが、世界の原子間力顕微鏡(AFM)市場においてその名を広め、最近KOSDAQ(韓国のNASDAQ)での時価総額が1兆ウォンに達しました。この快挙は、同社の成長戦略と国際的な評価を改めて証明するものとなっています。

パーク・システムズは2015年にKOSDAQに上場し、その後間もなく原子間力顕微鏡技術の新たなリーダーとしての地位を確立しました。特に、半導体業界向けの製品が好評を博し、同社のCEOであるパク・サンイル博士は「私たちは世界のトップクラスの半導体メーカーやデータストレージ企業から多数の受注を得ており、パンデミックの影響を受けながらも20%を超える成長を達成できた」と語っています。

現在、KOSDAQでの時価総額は約10億米ドルに達し、外国人投資家からの注目も集めています。外国人投資家による同社の株保有比率は、2023年1月の11%から3月には18%まで上昇しました。さらに2020年にはForbes Asia Best Under a Billion Listに選出され、KOSDAQグランプリも受賞するなど、その評価は高まる一方です。

特筆すべきは、パーク・システムズが国際研究機関であるimecと共同で、デバイスと3Dスタッキングアセンブリの幾何公差を縮小するプロジェクトに署名したことです。これは半導体産業において非常に重要な技術であり、今後の技術革新に寄与することが期待されます。また、Molecular Vistaへの株式投資も行われ、赤外線光誘起力顕微鏡を利用した高精度の可視化技術の進展に寄与しています。

パーク・システムズは、AFM技術に革命をもたらした企業の一つであり、様々なナノスケール技術を開発しています。最近では、ノンコンタクト™モード、SmartScan™オペレーティングソフトウェア、PinPoint™モードなどの新しい技術が次々と生まれています。さらに、ナノスケールでのリソグラフィが可能なSmartLitho™も開発されており、AFM技術の可能性は無限大です。

また、パーク・システムズは来年2024年に新たに拡張された本社に移転し、AIとロボティクスを融合させた完全自動化AFMを発表する予定です。この新技術によって、更なる産業の発展と研究の進展が期待されます。

このように、パーク・システムズは持続的な技術革新と国際的な連携を通じて、AFMのスタンダードを引き上げ続けています。化学、材料、物理学やライフサイエンスなど多岐にわたる分野での活躍をみせる同社に、今後も目が離せません。

会社情報

会社名
パーク・システムズ・ジャパン株式会社
住所
KANC 15F, 109, Gwanggyo-ro, Yeongtong-gu, Suwon, Gyeonggi-do, Republic of Korea
電話番号
03-3219-1001

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。