仙台市は、男性従業員の育児休業取得を促進するため、新たな取り組みとして「仙台市男性育休取得奨励金事業」を開始します。この制度は、市内の中小企業等が男性従業員に対し、一定期間以上の育児休業取得を促すための経済的な支援を目的としています。
支給対象となるのは、仙台市内に本社を置く、常時雇用労働者数300人以下の法人または個人事業者です。令和6年4月1日以降、雇用保険の被保険者である男性従業員が7日以上の育児休業を取得し、原則として元の職場に復帰後、2か月以上勤務を継続していることが条件となります。
奨励金の支給金額は、国の「両立支援等助成金(出生時両立支援コース)」の利用実績によって異なります。国の助成金を初めて利用する企業等は「スタートアップコース」、すでに利用経験のある企業等は「ステップアップコース」が適用されます。
スタートアップコースでは、連続7日以上、合計28日未満の育児休業取得で10万円、合計28日以上の取得で20万円が支給されます。ステップアップコースでは、合計28日以上の取得で20万円が支給されます。
仙台市は、この奨励金制度を通じて、男性従業員の育児参加を促進し、男女ともに働きやすい環境づくりを目指しています。詳細な内容や申請方法については、仙台市ホームページをご確認ください。