グリーンコープ共同体が目指すCO₂排出ゼロの取り組み
背景と目的
一般社団法人グリーンコープ共同体は、福岡市を拠点とし、西日本の16の生協を中心に組織されています。日高容子代表理事のもと、彼らは2030年までに事業活動に伴うCO₂排出を実質ゼロにするという重要な目標を設定。この取り組みは、国際的な気候変動への対応と同時に、地域社会への貢献を目指しています。
具体的な取り組み
グリーンコープは、約43万人の組合員によって支えられています。彼らによる参加型の環境アクションは、以下の3つの柱から成り立っています。
1.
リユース・リサイクル容器の積極的利用と再資源化の仕組みを構築
2.
国産品を優先的に利用するフードマイレージ運動を推進
3.
行動成果を数値化し、削減実績に応じた拠出金を環境対策に活用
これにより、組合員は日常生活の中で、無理なく環境へ貢献できます。
2025年9月の成果
2025年9月の時点で、グリーンコープは次のような実績を挙げました。
- - CO₂排出量約799トン削減(杉の木約57,000本が1年間に吸収する量に相当)
- - 再使用・回収された容器などの総量は約1,246,000本・パック、重さ290トン
- - 国産品の利用から約683トンのCO₂を削減
- - 削減に伴う拠出額は約4,100万円
リユース・リサイクルの実績
グリーンコープは、牛乳びんや古紙を活用したモウルドパックの再利用を進め、食品トレーや配送袋などの使用済み資材の再資源化を図っています。2025年9月までに、リユースびん456,171本、再利用したたまごモウルドパック587,466パックを達成しました。これによって、116トンのCO₂削減が実現されました。
フードマイレージ運動の意義
国産品を優先的に扱うことで輸送距離が短縮され、その結果としてCO₂削減が進みます。2025年9月にはこの取り組みから683トンのCO₂削減が実現しました。この活動を通じて、地域経済への貢献も期待されています。
拠出資金の活用
毎月の組合員の行動によって削減されたCO₂の量に基づき、独自資金が積み立てられます。これらの資金は、マングローブの植林や電動トラックの導入など、脱炭素社会の実現に向けた活動に利用されているのです。2025年9月には、合計約4,100万円が積み立てられました。
グリーンコープの使命と未来
グリーンコープ共同体は、確固たる「安心・安全な食べ物を次世代に」という使命のもとに、地域に根ざした取り組みを継続しています。これからも、持続可能な社会の実現に向け、多様な挑戦を続けていくことでしょう。
お問い合わせ
一一般社団法人グリーンコープ共同体
住所: 福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事: 日高 容子
公式ウェブサイト:
グリーンコープ公式サイト