丸山製作所がコロンビアに現地法人を設立、農業機械の販売を開始

丸山製作所、コロンビアに現地法人設立

株式会社丸山製作所は、自社の農業用機械の需要が高まる中南米に本格進出することを決定し、コロンビアに現地法人「MARUYAMA COLOMBIA S.A.S.」を設立しました。この法人は、2025年10月から現地において農業機械の販売を業務開始します。

コロンビア市場への参入の背景

コロンビアは、中南米有数の農業大国で、コーヒー豆、生花、バナナ、パーム油など、世界的に競争力のある農産物が生産されています。特に、ブラジルやメキシコとは異なり、中小規模の家族経営が多くを占め、農業生産の現状は個々の農家が持つ限られた資源での運営が基本となっています。これに伴い、国内の食料需要も増加しているため、小規模農家における生産性の向上と機械化が急務となっています。

丸山製作所は、そうした需要に応えるため、現地の中小農家が効率的に作業を行えるよう、長年培ってきた防除技術や製品開発のノウハウを活かしていきます。特に中小農家向けのサポートを強化することで、より多くの農家に恩恵をもたらしたいと考えています。

経営理念と取り組み

丸山製作所は、顧客の声を尊重し、現場のニーズに応じた製品改善を重視しています。新たに設立するコロンビア法人では、製品販売後のきめ細やかなカスタマーサポート体制を構築し、現地での運用が安定して行えるよう体制を整えます。これにより、コロンビアの農業発展に貢献すべく取り組む姿勢を強調しています。

コロンビア法人の概要

新しく設立される「MARUYAMA COLOMBIA S.A.S.」は、2025年1月9日に法人としての登記が完了し、ボゴタにオフィスを構えます。具体的な事業内容は、コロンビアにおける農林業機械の販売ですが、今後の展開に合わせたスケールアップも視野に入れるとしています。

法人の所在地は、Carrera 11 A No. 93-52 Office 404, Bogota, COLOMBIAです。この地に拠点を置くことで、コロンビア全土の農家により迅速なサービスと製品の提供が可能になる見込みです。