「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト2025」とは?
脱炭素社会の実現を目指した「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト2025」が、株式会社日本総合研究所の主導のもとに進行しています。本プロジェクトは、大阪府・兵庫県・奈良県・京都府・横浜市という二府二県一政令市と協力し、約53万人の小学生とその保護者を対象に、脱炭素行動の変容を促す活動を展開しています。教育を通じた環境意識の啓発と、購買行動の促進を一体化した新たな試みとして注目されるプロジェクトです。
背景と目的
近年、私たちの社会が直面している持続可能性の問題。これを解決するためには、CO2削減を目指した日常の小さな行動変容が不可欠とされています。過去には多くの施策が存在しましたが、成果が表面化しにくいことが問題視されてきました。そこで本プロジェクトの目的は、教育と販促活動を融合させて、参加者の行動変容とその結果として生じる市場形成を実証することです。
プロジェクトの実施概要
本プロジェクトは、日本総研グリーン・マーケティング・ラボ(GML)を中心に、日本の小売業やメーカーを含む15の団体と協力して行われています。目標とするのは、家庭での環境意識を高めることで、エコラベルやカーボンフットプリント(CFP)への認知を深めることです。具体的な活動として、対象となる小学校に学習キットを配布し、学習コンテスト「エコラベルハンター2025」を開催しました。
実施施策の詳細
1.
学習キットの配布とコンテストの実施
学校と家庭で19種類のエコラベルやCFPに関連する学習キットが無償で配布され、児童たちは学びの中でエコラベルを見つける活動に挑戦しました。さらに、集めたエコラベルの数に応じて表彰されることで、学びの楽しさと環境への意識が同時に育まれました。
2.
販促キャンペーンの実施
CCNCに参加する小売店舗では、対象商品の購入を促進するキャンペーンを展開。例えば、万代では全169店舗でエコラベルを表示した商品に関する特典を提供し、スギ薬局ではアプリを活用したクイズキャンペーンを実施しました。
プロジェクトの成果
プロジェクトの成果は、多角的なデータ分析に基づいています。学習コンテストに応募した際に、保護者向けのアンケートを実施し、購買意識の変化を計測しました。
- - 環境配慮商品の認知度や購入率が大幅に向上し、具体的には保護者の約27%が初めてエコラベルの商品を購入したと回答しています。
- - エコラベルの確認を意識するようになった保護者は、従来の約7倍に増加。これは、教育プログラムが家庭内での会話や行動にも影響を及ぼしたことを示しています。
- - 環境配慮商品を購入した方が、キャンペーン参加者の中で20~30%増加するなど、教育啓発が購買行動に与える影響も顕著でした。
まとめ
「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト2025」は、教育と販促を融合させることで、住民の環境意識を高める新たなモデルを構築しました。この取り組みは、脱炭素社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。
公式ウェブサイトで詳しい成果などの情報が公開されていますので、ぜひご覧ください。
「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト2025」実証成果