日本JCが「令和7年度防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞！

公益社団法人日本青年会議所（以下、日本JC）は、2025年9月17日に行われた式典で、石破茂内閣総理大臣から「令和7年度防災功労者内閣総理大臣表彰」を受ける栄誉に輝きました。この受賞は、令和6年の能登半島地震における日本JCの果敢な活動が評価された結果です。特に、全国に広がる災害ネットワークを活用し、人的、物的、支援金の三位一体での支援が高く評価されました。

日本JCは、災害発生直後の2024年1月1日に災害対策本部を設立し、迅速な対応を行ったことが受賞の一因です。翌1月2日には、国土強靱化委員会のメンバーが現地に派遣され、全国の青年会議所メンバーに対して非常用資材の調達が呼びかけられました。その結果、石川県内の3カ所に受け入れ拠点を設置しました。

特筆すべきは、ボランティアセンターの運営に全国から763名のJCメンバーが参加したことです。具体的には、2024年1月27日から3月6日までの間、七尾市災害ボランティアセンターにおいて、ボランティアの協力が行われました。参加者たちは、地域の避難所での支援や避難者のニーズに応えるために活動しました。

物的支援に関しても、日本JCは大きな役割を果たしました。2024年1月8日には、合計約1万2,000枚のブルーシート、5万6,000個の簡易トイレ、11万8,000個の生理用品、200台の石油ストーブなど、多岐にわたる資材を提供しました。これらの物資は、被災者の生活を支えるために迅速に届けられました。

さらに、支援金に関しては、災害支援金受付口座を設置し、様々なニーズに応じた支援活動を展開しました。2024年1月16日から6月30日までに、累計で21,000,000円の支援金を穫得し、復旧や復興に寄与しました。

こうした実績をもとに、今回の表彰は日本JCの平常時からの防災への備えと、災害時の迅速な対応が評価された結果だと言えます。外口会頭はこの受賞を受けて、「今後も防災・減災に向けた取り組みを強化し、安全で安心な社会の実現を目指して全力を尽くす」と語りました。

今後も、地域や社会のニーズに的確に応え、持続可能な支援活動を続ける姿勢を貫いていく日本JCの活動に、引き続き注目していきたいと思います。