ライフネット生命が実現した多様性の尊重
ライフネット生命保険株式会社は、そのLGBTQに対する取り組みが高く評価され、業界最多の9年連続で「PRIDE指標」における最高評価 "ゴールド"を受賞しました。この指標は、企業がどれほどLGBTQコミュニティに対して働きやすい環境を整えているかを評価するもので、さまざまな指標に基づいてカウントされます。実際に、この9年間の業績は、他の生命保険会社でも類を見ない連続受賞なのです。
PRIDE指標とは
「PRIDE指標」は、LGBTQの労働環境の向上を目指して策定された指標で、以下の5つの基準に基づいて評価が行われます。
1.
Policy(行動宣言)
2.
Representation(当事者コミュニティ)
3.
Inspiration(啓発活動)
4.
Development(人事制度・プログラム)
5.
Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)
ライフネット生命はこれら全ての項目で、高い評価を受ける取り組みを実施してきました。
具体的な取り組み
Policy(行動宣言)
ライフネット生命は、多様性を重視した「採用マニフェスト」を策定し、性別や性的指向、性自認などに関わらず、全ての人を歓迎する環境を整えています。また、企業の内部規則でもセクハラやパワハラを禁止する条項を明確にしています。
Representation(当事者コミュニティ)
社内にダイバーシティチームを設け、LGBTQに対する理解を深める活動として、社内での研修やイベントを実施しています。また、相談窓口を設置し、外部の専門機関とも連携してサポートを行っています。
Inspiration(啓発活動)
全社員を対象にした啓発活動も充実しており、外部の専門家を招いた研修を定期的に実施。また、社内SNSでLGBTQに関連する情報を共有し、継続した理解促進に努めています。
Development(人事制度・プログラム)
採用応募時には性別の記載が不要で、性自認に基づいて通称名使用が可能。さらにパートナーを支援する制度も導入しており、同性・異性のパートナーを含めた慶弔休暇や看護休暇を取得できる制度が整えられています。
Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)
LGBTQ関連書籍を学校に寄贈する「レインボーフォトプロジェクト」などを通じて、地域社会への貢献も強化しています。また、「東京レインボープライド」などのイベントにも積極的に協賛しています。
結論
ライフネット生命は、掲げた「ライフネットの生命保険マニフェスト」のもと、多様性を尊重し、全てのお客さまの生き方を応援する取り組みを徹底しています。企業文化としての多様性を反映したこの姿勢が、最高評価を引き寄せたと言えるでしょう。多様性を取り入れた未来の社会に向けて、さらなる努力を続ける姿勢には、今後も期待が寄せられます。