富士山を望む新たなハラル和食店「いだ天別邸」グランドオープン

株式会社クリエイティブリゾートが、自社開発したハラル対応の本格和食レストラン「いだ天別邸」を2025年7月18日に富士河口湖町船津にオープンします。この店舗は、訪日外国人の多様化するニーズに応えるため、特にムスリムの方々が安心して楽しめる和食体験を提供します。

インバウンド需要と食の課題

近年、増加する外国人観光客の中でも特にイスラム圏からの旅行者は、食文化と宗教上の戒律による制約から外食時に困難を抱えることが多いです。「冨士天ぷらいだ天河口湖本店」では、このような声を受けて、ハラル認証を取得した「いだ天別邸」の開業に至りました。日本の伝統的な和食を多くの国から訪れるお客様に提供することで、文化や宗教の壁を越えた感動の食体験を創出したいと考えています。

富士山を背にした非日常の食体験

「いだ天別邸」は、富士山の美しい景観を楽しめる場所に位置しています。全18席の落ち着いたインテリアの中、洗練された空間で和食を楽しむことができます。また、店舗内には祈祷スペースも設けられており、豚肉やアルコールを一切使用しないため、全てのお客様に安心して利用いただけます。特典として、料理には厳選された旬の食材が使われています。例えば、前菜には胡麻香る豆腐や湯葉のお刺身、天ぷらには季節の野菜や新鮮な海の幸が提供され、見た目にも楽しませてくれます。

料理コースの多彩さ

「いだ天別邸」では、9,000円から75,000円までの幅広い価格帯のコースを提供します。特に注目したいのが「旬菜コース」で、これはベジタリアン向けに設計されています。すべてのメニューはハラル対応食材を使用しており、アレルギー対応も柔軟に応じます。また、店内でのモバイルオーダーシステムを導入しているため、スムーズなオーダーが可能です。

旅行業界との連携を通じた顧客体験の向上

主要なターゲット層には、ハラルに対応した食事を求めるムスリム旅行者や、上質な食文化を楽しむ富裕層のお客様が含まれます。旅行代理店やハラル専門のプラットフォームとの提携を通じて、現地スタッフによるサポートと多言語ホスピタリティを実現し、訪れる全てのお客様に満足していただけるよう努めています。

日本の「おもてなし」と食文化の融合

「いだ天別邸」は、日本の伝統とイスラム教徒の方々が安心して食事を楽しめる文化の融合を目指しています。スタッフには多国籍なメンバーが在籍し、各国の文化や宗教観に対する理解を深めた接客を提供しています。食の多様性を尊重しながら、すべてのお客様に喜ばれるサービスを整えています。

お店の詳細情報

店舗名は「いだ天別邸本店」で、山梨県南都留郡富士河口湖町船津3486-1に位置します。アクセスは富士急ライン「河口湖駅」から徒歩4分で、営業時間は11:00〜22:00です。予約は自社サイトやOTA経由で受け付けており、事前決済制を導入しています。年中無休で、クレジットカードやアプリ決済も可能です。

この新たなハラル和食の聖地で、富士山の美しい景色を楽しみつつ、特別な食体験を味わってみてはいかがでしょうか。