ずるいっておもっちゃう!
2024-12-13 08:45:18

『ずるいっておもっちゃう!』が教える感情との向き合い方

大人になっても続く「ずるい」という感情



「ずるい」という感情は幼少期から始まり、数々の生活の場面で目にすることがあります。おもちゃや食べ物の取り合いなど、小さな子どもたちは日常の中でこの言葉をよく使います。この感情は大人になっても決して消え去るものではありません。社会生活を送る中で、「ずるい」と感じる瞬間が幾度となく訪れるのです。

「ずるい」の背後に潜む様々な感情



「ずるい」という言葉の裏には、悔しさや悲しみ、怒り、我慢、さらには嫉妬といった多様な感情が隠れています。特に小さなお子さんは、こうした感情をうまく表現できず、時には衝突を引き起こすことも。親や友達との関係において、「ずるい」がトリガーとなり、喧嘩や摩擦を生むことも少なくありません。

絵本を通じた感情教育



2023年に発売された絵本『じぶんのきもち』シリーズの第2弾、「ずるいっておもっちゃう!」は、このテーマに特化した1冊です。本作では、シリーズオリジナルキャラクターである「エモしょん」が登場し、主人公たちが「ずるい」と感じる気持ちに寄り添ってくれます。読者が子どもたちと共に考えることのできるストーリー展開が特徴です。

コンセプトは、感情を理解し、うまく折り合いをつけていくこと。物語の最後には、読者に問いかけをするページが設けられており、親子での読み聞かせには最適です。この絵本を通じて、子どもたちは自身の心のモヤモヤを消し去り、協力し合うことの大切さを学べることでしょう。

想像力を育むイベントも開催



さらに、2024年12月から2025年1月にかけて、誠品生活日本橋で「ずるいっておもっちゃう!」のパネル展とエモしょんグッズ販売が行われます。イベント期間中、興味を持つ家族や子どもたちは、絵本の世界をより深く体験し、感情教育について考えることができる貴重な機会です。

さらには、12月15日には「このきもちどうする?」をテーマにした似顔絵会やサイン会も予定されています。著者のわかるさんとの直接的なふれあいを通じて、子どもたちの想像力をさらに育むことができるでしょう。事前の受付は終了していますが、入場自体は可能な場合があるので、ぜひ確認してください。

教育における専門家の視点



この絵本の監修を務めるのは、法政大学文学部の心理学科教授で発達心理学の専門家、渡辺弥生氏です。彼女は子どもの社会性や感情の発達について豊富な知見を持ち、絵本にはその専門的な視点が生かされています。著作や研究の成果をもとに、絵本の中のメッセージを深く理解できるようになっているのです。

おわりに



『ずるいっておもっちゃう!』は、子どもたちが社会で生きる上で欠かせないスキルや感情理解を深める一助となるでしょう。この絵本を心に留めておくことで、感情の整理や他者との関係を築く力が養われることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社大泉書店
住所
東京都港区虎ノ門4-1-40江戸見坂森ビル4F
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