wolfSSL、日本法人設立を発表
2018年11月13日、組み込み向けネットワークセキュリティのリーディングカンパニーであるwolfSSLが日本法人、「wolfSSL Japan合同会社」を設立することを発表しました。この新しい法人の設立により、日本市場における同社のサポート体制が大幅に強化されると期待されています。日本国内では初の現地法人となり、代表には須賀葉子、技術統括には古城隆が就任しました。
wolfSSLの強みと実績
wolfSSLは、軽量なセキュリティライブラリを提供しており、ストレスのないパフォーマンスと高いセキュリティを実現しています。その特長はスピード、サイズ、移植性、機能、そして標準への準拠です。特にTLS 1.3に対応したライブラリは、商用ライセンスを持つ唯一の製品であり、2004年の設立以来、1,000社以上のOEM顧客に採用されています。
創業者兼CEOのLarry Stefonicは、「日本は我々にとって非常に重要な市場です。日本のIoTデバイスメーカーから高い評価を得てきました。wolfSSL Japanの設立は、国内のメーカーへのさらに優れたサービス提供の一環です」と述べています。
一方、共同創設者兼CTOのTodd Ouskaは、製品のセキュリティを担保するために厳格なテストが行われていることを強調し、「私たちは日本の顧客から多くを学び、製品を改善し続けてきました。今後も高品質な製品の開発に励み、専任のスタッフによるコンサルティングサービスも提供していきます」とコメントしました。
日本法人の詳細
展示会と講演のご案内
wolfSSL Japan合同会社は、明日11月14日からパシフィコ横浜で開催される「ET & IoT Technology 2018」に出展します。この展示会では、「動き始めたTLS 1.3。新時代のIoTプロトコル」と題したセミナーも開催されます。セミナーの詳細は以下の通りです:
- - 日時: 11月14日(木)10:30-11:15、11:45-12:30
- - ブース番号: C-52
wolfSSLのビジョン
wolfSSLは研究目的から商用利用まで幅広いニーズに対応した商品の提供を行っており、オープンソースと商用のデュアルライセンスでの製品融通も特徴の一つです。日本法人の設立により、より迅速かつ効率的な技術サポートが可能となります。セキュリティの確保は企業にとって極めて重要な課題であり、今後の発展が期待されています。
本記事を通じて、日本市場におけるwolfSSLの活動に注目が集まることを願っています。