RAYMOND WEILの新作『ミレジム』ブレスレットモデル
スイスの高級時計ブランド、
RAYMOND WEIL(レイモンド ウェイル)が、GPHG2023で受賞した
『ミレジム』コレクションに新たにブレスレットモデルを追加し、2023年10月18日に発売を開始しました。今回は、その特徴や魅力について詳しく見ていきましょう。
特徴的なデザイン
新たに加わる6つのモデル、『ミレジム スモールセコンド』と『ミレジム センターセコンド』はいずれも高さ・仕上げに変化を持たせた
セクターダイアルを採用しています。1930年代のアール・デコ様式からインスパイアされたデザインは、時・分・秒が異なるトラックに表示され、6時位置にはスモールセコンドが存在感を持って配置されています。
このデザインは、モダンなシャープさを兼ね備えつつ、クラシックな美しさも感じさせます。特に、スモールセコンドからアワートラックへの立体感のあるデザインは見事で、ユニークな視覚効果を生み出しています。
ケースとブレスレット
新しいモデルは39.5mmのケースサイズで、小径モデルが主流だった時代のデザインを踏襲しつつも、現代的なサイズ感に仕上げています。5気圧防水の設計で日常使いにも十分で、9.25mm・10.25mmの薄型ながら容易に着用できます。また、ケースの仕上げにはヘアラインとポリッシュが使い分けられ、全体の立体感が際立っています。
さらに、ブレスレットは2024年4月の
Watches & Wondersで発表される『ミレジム ムーンフェイズ』でも話題となった5連仕様のステンレススティール製で、ヘアラインとポリッシュ仕上げが組み合わさっています。バックル部分には、レイモンド ウェイルのモノグラムが施されており、高級感を演出しています。
ヴィンテージ感の再現
風防はボックス型のサファイアクリスタルが採用され、往年のプラスチック製風防を現代的にアレンジしています。クリスタルの強度は高く、また円柱状のデザインは非常にユニークで魅惑的です。
長めのケースラグも特徴的で、手首にフィットしやすく、装着感も向上しています。これにより、ヴィンテージな美しさと現代的な快適さが見事に融合しています。
信頼のムーブメント
ムーブメントには、信頼性の高いセリタ製の自動巻きムーブメントが使用されており、時計の精度もしっかりと保証されています。
Cal.RW4200と
Cal.RW4251は、共に高い振動数とパワーリザーブを誇り、トランスパレントケースバックからは美しい動きが鑑賞できます。
『ミレジム』コレクションとレイモンド ウェイル
『ミレジム』という名前はフランス語で「ヴィンテージ」を意味し、古典的デザインを現代に蘇らせた
ネオ・ヴィンテージウォッチの典型とも言えます。また、レイモンド ウェイルは1976年に設立され、現在は3代目のエリー・ベルンハイム氏がCEOを務める家族経営の時計ブランドです。音楽とアートをテーマに、高品質な時計を手頃な価格で提供しています。
終わりに
2023年11月に行われるジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)で受賞が期待される
『ミレジム』。その魅力は、デザインや技術だけでなく、レイモンド ウェイルの確固たるブランド哲学にも支えられています。50周年を迎える2026年には、さらに新たな展開が期待されます。ぜひ、今後の動向から目が離せません。