『スカーレット・プリンセス』
2020-02-25 14:00:54

ルーマニア発:新たな視点で蘇った『スカーレット・プリンセス』日本公演の魅力

ルーマニア発!『スカーレット・プリンセス』日本公演の魅力



ルーマニアのシビウ市で誕生した演劇作品『スカーレット・プリンセス』が、日本での公演を発表しました。この作品は、江戸時代に活躍した歌舞伎作者、四代目鶴屋南北の名作『桜姫東文章』をもとにしており、2018年に初演されました。

本作は、伝統的な日本の文化を新たに解釈し、男女逆転の配役や現代の要素を取り入れることで、海外の視点から日本を表現したものです。演出を担当したのは、ルーマニアの著名な演出家シルヴィウ・プルカレーテ。彼は古典作品を現代に通じる形で再解釈する手法に定評があり、これまでにも多くの国際的な賞を受賞してきました。

魅力的なキャストとスタッフ



『スカーレット・プリンセス』には、ルーマニアのトップ俳優が集結しています。主演のオフェリア・ポピは、ラドゥ・スタンカ国立劇場での活動が長く、数々の受賞歴を誇る実力派です。共演者たちも彼女と同様、ルーマニアの演劇界で高い評価を受けている方々です。音楽には、ヴァシレ・シルリが起用され、舞台美術も注目されるポイントです。

この作品はそのため、ルーマニアでの上演過程で高く評価され、2018年にはルーマニア演劇賞「UNITER」にて、最優秀作品賞を受賞するなど、数々の栄誉を獲得しました。これは、ルーマニア国内の演劇界における非常に重要な成果です。

日本公演の意義



2020年の日本公演は、ルーマニアと日本の文化交流の集大成といえるものです。日本から8,700km離れたシビウで生まれたこの作品が、日本の観客にどのような影響を与えるのか大いに期待されています。特に、次世代を担う若い世代が自国の文化に対して再認識を促される機会となることを願っています。

日本公演は、東京と松本での上演が予定されており、鮮やかな演出と深いメッセージに満ちた物語が展開されます。東京公演は2020年5月のゴールデンウィークに東京芸術劇場で行われ、続いて松本市民芸術館での公演も予定されています。

公演詳細


  • - 東京公演:2020年5月3日 (日) 18:00 / 4日 (月) 14:00 / 5日 (火) 14:00
  • - 会場:東京芸術劇場プレイハウス
  • - 松本公演:2020年5月9日 (土) 14:00
  • - 会場:まつもと市民芸術館
  • - チケット料金:一般5,800円/シニア4,800円/U-30 2,800円など、各種割引あり
  • - チケット発売日:詳細は各プレイガイドにて調べてください。

演出家・キャストの経歴


シルヴィウ・プルカレーテは、フランス政府からシュバリエ章、ルーマニア政府より国家勲章を受けた実力派演出家であり、国内外での影響力が大きいです。主要演目に注目が集まる中、彼の演出がどのように本作に生かされているのか、ぜひ観劇を通じて感じ取っていただきたいです。

この機会に、多様な文化が交錯する舞台を体験し、演劇を通して新しい視点を得てみませんか?

会社情報

会社名
2020年ラドゥ・スタンカ劇場『スカーレット・プリンセス』日本公演実行委員会
住所
東京都北区王子1-14-12王子佐藤ハイム301
電話番号
03-6903-3652

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。