noteが提供する新機能「質問箱(β)」
2023年5月26日、noteは全クリエイターに向けて新機能「質問箱(β)」の提供を開始しました。この機能は、読者から寄せられた質問に対してクリエイターが直接回答することで、双方向のコミュニケーションを促進するものです。たった数回の簡単な操作で始められるこの機能は、調査データをもとに生まれた新たなコンテンツ提供の形です。
この質問箱に寄せられた質問は、自動的にクリエイターのページに公開されるため、一度回答をすることで、その内容が継続してコンテンツとして残る仕組みになっています。これにより、クリエイターは自らの専門性や考えを持続的に発信できる場が提供されています。また、質問に対する回答が次の記事のアイデアになることも大いに期待されます。
質問箱が生まれた背景
近年、情報収集の方法が大きく変わりつつあります。noteとヴァリューズが行った調査によると、Google検索の63.5%が「ゼロクリック」と呼ばれる形式で、サイトを訪れずにその場で情報を得る傾向が高まっています。AIが利用されて情報を要約し、素早く答えを提供する時代に突入した今、クリエイター自身が自らの声をオンラインに残すことの重要性が明確になってきました。
特に、AIは公開された情報をもとに答えを作成するため、ウェブ上に自己の専門性を刻み込む機会が求められています。これまで、質問に対する回答が創作活動と分断されていたため、クリエイターの言葉が適切に伝わる機会が限られていました。「質問箱(β)」は、このギャップを埋める新しい仕組みを提供するものとして注目されています。
機能の特長
「note質問箱(β)」には、以下の特徴があります。
1.
簡単な設定:noteのプロフィールがそのまま使用できるため、すぐに設置できます。読者はクリエイターのページから手軽に找し、その質問箱にアクセス可能です。
2.
コンテンツの蓄積:クリエイターが質問に答えることで、その内容が質問箱に公開され、自らの知識を形にする手段となります。未回答の質問は非公開のまま管理でき、必要に応じて回答することが可能です。
3.
SNSへのシェア:回答を公開後、SNSでのシェアが可能です。これにより、note外でも自分の考えを広められます。
4.
柔軟な質問受付:受け取る質問の範囲を選択できるため、クリエイターは安心して利用できます。
各々のクリエイターがどのようにこの機能を活用しているか、その一例をご紹介します。例えば、漫画家のすがやみつるさんは、過去の経験やエピソードを織り交ぜながら読者からの質問に回答し、作品に関する貴重な情報を提供しています。イラストレーターのサタケシュンスケさんは、クリエイターとしての専門的知識を共有し、多くの志望者に向けた実践的な情報を発信しています。旅行系クリエイターのOLのミカさんは、読者からの質問に答えることで、読者に直接アドバイスを提供する場を創出しています。
はじめの一歩をサポート
「note質問箱(β)」を利用する際、初めは質問が届かないことも少なくありません。このため、質問を自己生成し、答える「セルフ質問」という手法が役立ちます。note編集部が用意した100の質問リストから選び、自らの質問箱に回答することで、自然と質問が集まりやすくなります。
今後の展開
今後は、シンプルな質問と回答機能を基盤にさらに機能を追加していく予定です。「記事とのリンク機能」、「有料回答機能」、「カテゴoriz分け」など、クリエイターからのフィードバックに基づいて開発が進められる見込みです。この新たな「note質問箱(β)」は、クリエイターと読者のコミュニケーションを一層豊かにし、情報発信の新たな潮流を生み出すことを目指しています。