1. 調査の背景
ペットを飼うことは愛情豊かな生活の一部であり、特に犬や猫は私たちの心を癒してくれる存在です。その中でも、愛犬や愛猫の肉球は、触れた時の感触や香りによって、飼い主にとって特別な意味を持つ部分となります。そんな肉球に関する実態を、「PS保険」が行った全国調査を基に探ってみましょう。
2. 調査の概要
2025年2月17日、ペットメディカルサポート株式会社が行った今回の調査では、20歳から69歳までの全国の犬と猫の飼い主1,567人の中から388人が回答を寄せました。調査対象には、犬の飼い主189人と猫の飼い主199人が含まれています。
3. 肉球の感触
調査によると、愛犬の肉球は「弾力がある」が51.3%と最多の回答でした。続いて「やわらかい」という意見が36%を占め、犬の肉球には柔軟性が見られることがわかります。愛猫に関しては、弾力性を評価する飼い主が64.3%と高く、しっとりとした感触も評価されています。特に猫の肉球は、その柔らかさを感じる飼い主が多いことが特徴です。
4. 肉球の色
愛犬の肉球の色は、「ピンク」が33.9%、「黒色」が33.3%と均等に選ばれています。猫の場合は「ピンク」が53.3%と圧倒的で、やはり飼い主にとっては、肉球の色味も愛着の一部となっているようです。
5. 香りについて
「香ばしい香り」が犬の肉球の香りとして33.9%が指摘し、土のような香りも29.1%の飼い主に選ばれました。猫では、香ばしさが30.2%で最も多く、無臭が29.1%と続きます。この香りの違いには、犬と猫の生活環境の違いが影響しているかもしれません。
6. 飼い主の気持ち
驚くべきことに、犬や猫の肉球を触ったとき、飼い主の54.0%が「癒される」と回答。猫でも55.8%の飼い主が同様の感情を抱いていることから、肉球は心の安らぎを提供していることがわかります。嬉しい気持ちは、犬でも猫でも共通しています。
7. 飼い主からの肉球への反応
犬が肉球を触られると41.8%の飼い主が「じっとする」と答え、そのままリラックスするケースが34.4%でした。一方、猫では「嫌がる」という反応が26.6%を占め、犬に比べて肉球を触られることへの嫌悪感を示すことが多いようです。
8. まとめ
今回の調査から、犬と猫の肉球には触感、色、香りに明確な違いがあることがわかりました。しかし、それ以上に飼い主の愛情や安らぎを感じる手段として肉球が大きな役割を果たしていることが明らかになりました。今後も愛犬や愛猫の肉球の状態に気を配り、愛情を持って接することが大切です。私たちのペットとの関係を深めるために、肉球を触れるそのひとときを大切にしましょう。