池田治彦 作品展「隠 / なばり」
2024年5月3日から5月13日まで、京都の堀川新文化ビルヂングにて、池田治彦の作品展「隠 / なばり」が開催されます。この特別な企画は、作品集「IKEDA」の出版を記念するもので、工芸の世界における新たな発見と美しさを私たちに提供してくれます。
作品展の背景
池田治彦は、世に出ることのない名品を手がける職人で、富や名声に拘らず、自己研鑽のために作品を生み出しています。多くの作品は、作者の死後、その所在が不明となり、時間と共に消え去る運命にあります。しかし池田は、自身の作品が工芸界において重要な意味を持つものと確信し、その美しさと歴史を後世に残したいと願っています。その結果、彼は自身の使命感から、作品を一般に公開する決断を下したのです。
展示内容と特徴
この作品展では、池田治彦が手がけた工芸品の数々が展示されるほか、彼の製作過程や美学についても紹介される予定です。特に、彼の作品には古の人たちが用いた比喩が込められており、彼自身の人となりを菊の花になぞらえることができます。その深い美しさと精神性に触れることで、来場者はただの工芸品以上のものを感じ取ることでしょう。
展示詳細
- - 日程:2024年5月3日(金・祝)ー 5月13日(月) 最終日は16時まで
- - 時間:10:00ー19:00
- - 場所:堀川新文化ビルヂング 2F「ギャラリーアンドイベントスペース・ニュートラル」
- - 住所:〒602-8242 京都府京都市上京区皀莢町287
- - 電話番号:075-431-5551
京都昌幸堂について
京都昌幸堂は、印刷会社(有)修美社のプロデュースにより、2021年に開設された新しいギャラリーです。「うららかに」をテーマに、クリエイターの作品展示や印刷・製本の相談を行っています。最新技術と伝統的な手仕事を組み合わせたオートクチュールのような本作りを提案しており、幅広いジャンルの作品が展示される場として人気を集めています。
この特別展を通じて、池田治彦の作品に触れ、彼が求め続ける工芸の深淵に思いを巡らせる機会を是非お見逃しなく。工芸品の裏に秘められた思いや歴史を感じ取るために、あなた自身の目でその美しさを確かめてみてください。