Femtech Community Japanと東京都の連携
一般社団法人Femtech Community Japan(Femtechコミュニティジャパン)は、東京都が推進する「未来を切り拓く10×10×10のイノベーションビジョン」に基づき、最新事業「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」の協定事業者として選ばれました。これにより、女性の健康に関連する多様な分野でのスタートアップの成長を支援する新たなエコシステムの構築が期待されています。
Femtechとスタートアップ支援
Femtechとは、女性の健康やライフスタイルに特化したテクノロジーやサービスを指します。この分野は従来のビジネス領域ではあまり注目されてこなかったため、新しいアイデアや技術を活かしたスタートアップが必要とされています。Femtech Community Japanは、東京都との連携を通じて、特にこのタブー視されがちな領域におけるスタートアップの成長を促進することを目指しています。
協会は、多様な業界の専門家を巻き込むことで、理系人材や医療従事者、投資家など各分野の知識を活かし、スタートアップに必要な支援を提供していきます。また、大学や他の投資家との連携を強め、専門家の知見を集めることで、より強力なネットワークを形成していく方針です。
支援対象と目的
この事業では、特に女性の健康に関する課題解決を図るFemtechスタートアップに力を入れる予定です。支援内容は、専門的な知識の提供やネットワーク構築の機会を提供すること。また、女性活躍推進の観点からも、多様な人材の活用を促進し、結果として日本の経済成長に寄与できるよう努めていきます。
Femtech Community Japanの沿革
Femtech Community Japanは2021年に設立され、2022年には社団法人化しました。これまでに、幅広いステークホルダーとの連携を強化し、国内Femtech産業の発展に寄与してきました。法人会員は通常会員11社、スタートアップ会員16社、特別会員1社となり、イベントは39回開催され、約2,990人の参加者を集めてきました。
プログラムの一環として、最新のFemtech動向をレポートにまとめ、海外事情や特定のトピックに関する研究を10件発行しています。これからも東京都内で新たなFemtechユニコーン企業やスタートアップが誕生し、さらに成長を遂げることを支援していきます。
今後の展望
Femtech Community Japanの今後の目標は、スタートアップ支援エコシステムを強化し、Femtech市場の持続可能な成長を実現させることです。女性活躍の推進や社会課題の解決に貢献しつつ、日本経済全体の向上を目指します。この取り組みを通じ、Femtech業界全体が活性化し、新たなビジネスチャンスの創出が期待されています。
次回は、Femtechの最新動向に関するイベントを開催予定です。ぜひお見逃しなく!