農業のIOT化進展
2021-04-08 14:00:10
農業の未来を変える!traktorのIOT化とAgriBus-NAVIの新機能
農業は、近年IOT化が進み、多くの農業従事者が新しい技術を受け入れつつあります。その中でも、「AgriBus-NAVI」は、世界中で130万ダウンロードを超える人気を誇るトラクター用GNSSガイダンスアプリです。このアプリは、トラクターの運転をサポートし、農作業の効率化を実現します。特に、ソフトバンクが提供する高精度測位サービス「ichimill」との連携が注目されています。
「AgriBus-NAVI」は、Android端末に内蔵されたGPSを利用することができる一方、RTK(リアルタイムキネマティック)測位を活用することで、さらに高精度な農作業が実現可能です。RTK測位の導入により、農作業の生産性や作業能率が向上すると期待されています。農業情報設計社は、従来型の基準局設置を進める中で、独自の基準局を持つ事業者からの補正情報配信サービスの普及も進めています。
これにより、農業者は基準局の設置を必要とせず、高精度なRTK測位を利用できるようになり、コストや管理負担が軽減されます。農業情報設計社は、こうしたニーズに応えるために、ソフトバンクの「ichimill」サービスによる補正情報を「AgriBus-Caster」を通じて転送する機能を開発しました。この機能の試験運用が2021年4月に行われる予定です。
農業者がこの機能を利用することで、トラクターの自動操舵や等間隔の走行を簡単に実現できるようになります。これにより、多くの農業従事者が更なる効率化を図り、農業の生産性を高めることが期待されます。
また、ソフトバンクの「ichimill」は、全国に設置された3,300カ所以上の独自基準点から収集されたGNSS信号を用いて補正情報を生成し、数センチメートルの誤差でRTK測位を行うサービスです。この技術の進展により、農業のデジタル化が進むことは間違いありません。
農業情報設計社は、2014年に北海道帯広市で設立されました。設立以来、トラクターが「まっすぐ等間隔に走る」ためのガイダンスアプリを開発し、農作業の効率化と資材コストの削減に努めてきました。2019年には、高精度な位置情報を提供する「AgriBus-GMiniR」と自動操舵を可能にする「AgriBus-AutoSteer」の販売も開始し、農業のアグリテック化を進めています。
私たちは、今後も「AgriBus」シリーズを通じて、農業者たちの挑戦を支えていく所存です。今回の試験運用を通じて、より多くの農業従事者が、先進的な技術を活用し、生産効率を向上させることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社農業情報設計社
- 住所
- 北海道帯広市西八条南6丁目4番3号帯広卸売センタービル2F
- 電話番号
-
0155-67-8163