牡蠣漁師の挑戦
2025-08-04 20:07:00

気仙沼市の牡蠣漁師が挑む復興プロジェクトの全貌

宮城県気仙沼市の新たな挑戦



宮城県気仙沼市大島にある牡蠣漁師たちが、新たなブランドの牡蠣を全国へ届けるためのプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、2023年7月30日に起きたロシア・カムチャッカ半島沖の地震による津波で流失した牡蠣筏(いかだ)の再建と、新たに開発した通年出荷可能な新品種「島乙女(仮)」の養殖再開を目指しています。

プロジェクトの背景



気仙沼市は、良質な牡蠣の産地として知られています。しかし、2023年の津波で多くの漁師が苦境に立たされました。流失した筏はそれだけでなく、地域の漁業文化やその歴史までも脅かす存在です。こうした状況を踏まえ、合同会社KESENNUMA GOOD GOODSは、クラウドファンディングを通じて復興に向けての道筋を模索しています。彼らの目標は、10,000,000円を集めることです。

クラウドファンディングの詳細



今回のクラウドファンディングは、申込期間が2025年9月30日までとなっており、集められた資金の全額が復旧費用に充てられます。具体的には、筏の修繕や新設、アンカーやロープの購入、人件費、運搬・燃料費、さらには配送費用など、多岐にわたります。

出資者には様々なリターンが用意されています。例えば、3,000円の応援コースではお礼のメールと被災状況のレポートPDFが送られ、10,000円のコースでは牡蠣やホタテのセットが手に入ります。最も高額な300,000円のコースでは、実際に筏でのクルージング体験が提供され、特製の牡蠣やホタテのセットも含まれています。

地域と漁師への支援



プロジェクトを推進するKGGの代表、尾形竜之介氏は「支援金はただ筏や漁具を復旧するだけでなく、地域の仲間たちへの支援にも使いたい」と意気込みを示しています。また、YouTubeチャンネル「オガトレ」では、彼らが直面した現実や、現地の声を通じた情報発信が行われており、多くの人々に津波の影響を知らせる活動も行っています。

今後の展望



このクラウドファンディングプロジェクトは、宮城県の豊かな海の恵みを未来へとつなげるための重要なステップです。KGGは、この取り組みを通じて地域の連携を強化し、新しい牡蠣ブランドの確立へとつなげていきたいと考えています。そして、この活動が地域全体の復興へと結びつくことを願っています。

以下のリンクより、クラウドファンディングへの参加が可能です:
KESENNUMAGOODGOODS公式サイト

これからの気仙沼と新ブランド牡蠣の行く末にご注目ください。


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会社情報

会社名
合同会社KESENNUMAGOODGOODS
住所
宮城県気仙沼市唐桑町舘68番
電話番号
050-3623-3500

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