阪急交通社とナビタイムジャパンが新たな観光ガイドを提供開始

阪急交通社とナビタイムジャパンは、2025年3月31日から共同で運営する新しいデジタル観光ガイド「TOWNGUIDE By NICHER TRAVEL」の提供を開始します。このサービスは、「NICHER TRAVEL」と呼ばれるプラットフォームの一環として、地域に特化した魅力をテーマに沿って掘り下げた観光情報を発信します。

新たな観光体験の提供

「NICHER TRAVEL」は、阪急交通社とナビタイムジャパンがそれぞれの強みを生かし、新しい旅行スタイルを提案することを目的としています。2012年6月にスタートして以来、独自のパッケージツアーを企画してきましたが、これらのツアーは特定の日程に基づくため、多くの旅行者から再設定の要望が寄せられていました。そのフィードバックを受けて、個別のニッチな旅行体験を可能にするこのデジタル観光ガイドが開発されました。引き続きパッケージツアーも提供しつつ、個人旅行者も楽しめる新たなオプションが提供されることで、利用者の満足度向上が期待されています。

このデジタル観光ガイドは、地域ごとの独特な魅力を深堀りし、特定のテーマに基づいた観光情報を提供することで、その地域への旅行者の誘致を促進します。また、地図情報と連携して、魅力あるスポットへのアクセス案内も行います。Webサイトとしては、雑誌のように情報を閲覧できるデザインになっており、クオリティの高いビジュアルや使いやすさも考えられています。

広がる活用の場

「TOWNGUIDE By NICHER TRAVEL」は、交通機関や観光協会、地域の施設など、さまざまな主体で活用できることが特徴です。すでに、豊岡市、松阪市、福山市、屋久島町など、過去にツアーを実施した地域での導入が決定しています。これにより、それぞれの観光ガイドが「NICHER TRAVEL」のプラットフォーム上で手軽に閲覧できるようになります。このサービスを通じて、旅行者に向けた多角的な情報提供を行い、地域資源の見直しのきっかけとなることを目指しています。将来的には、地域を訪れる旅行者への特典や、地域の住民と交流できる体験を提供する施策も計画されており、再訪意欲を高めることが期待されています。

地域の魅力を世界に発信

阪急交通社とナビタイムジャパンは、「旅を通じて地域を発展させ、人々をつなげる」という共通の理念のもとに、このデジタルガイドの提供を進めています。お互いの専門知識を活かして、ただの観光案内を超え、地域の活性化や人々の交流促進に貢献していく所存です。デジタル観光ガイド「TOWNGUIDE By NICHER TRAVEL」を利用し、地域の魅力がさらに引き出され、訪れる人々の心に残る体験が生まれることを期待しています。