ハーバード大学武見国際保健プログラムのフェロー募集
ハーバード大学T.H. Chan公衆衛生大学院が実施する武見国際保健プログラムは、日本の医療界に貢献する機会を提供することで知られています。このプログラムは1983年に設立され、国際保健、医療政策に関心を持つ若手専門家たちに向けた貴重な研修の場とされています。参加者は、世界各国から選ばれた中堅の研究者や医療従事者たちです。
プログラムの背景
このプログラムの設立は、日本医師会の元会長である武見太郎氏のビジョンから始まりました。彼がハーバード大学の学長と話をした際、医療資源の開発と配分に関する重要性を強調し、その考えに共鳴した学長がプログラムを設立しました。今日、毎年約10名のフェローが世界の健康問題に取り組むため、ここでの研修を受けています。彼らはプログラム終了後、国際保健分野で様々な形で活躍しています。
フェロー募集の詳細
今年度のフェロー募集が9月1日より始まりました。応募に関心のある方は、日本医師会の公式ホームページにて募集要項を確認し、必要な書類を揃えて応募してください。以下に応募資格などの基本情報をまとめました。
応募資格
応募に際しては、以下の条件を満たす必要があります:
1. 40歳未満の医師または保健医療に関する研究者。
2. 日本国籍を持ち、日本に在住していること。
3. 修士課程を修了していること。
4. TOEFL iBTで100以上、またはIELTSで7以上の英語能力があること。
5. 国際保健や公衆衛生に貢献する意志を持ち、プログラム修了後には日本医師会の研究活動に協力できること。
プログラムの条件
- - 派遣期間: 令和7年8月から令和8年6月まで(約11か月)
- - 募集定員: 最大2名
- - 費用支援: 往復旅費、滞在費の一部として一人当たり500万円を支給
- - 応募期間: 令和6年9月1日から11月30日まで
お問い合わせ
応募に関する質問などは、日本医師会国際課までご連絡ください。詳細は下記の連絡先にて承ります。
日本医師会の役割
日本医師会は、47都道府県医師会および会員から構成されており、医療の質の向上を図るため、「医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上」を目指して様々な活動を行っています。医師の研修や地域医療の推進に加え、研究活動の推進など、その活動は多岐にわたります。詳細は公式ホームページまたはニュースポータルサイト「日医on-line」をご覧ください。また、YouTubeやLINE公式アカウントでも最新情報を配信中です。