サブスクリプションの「自動課金トラップ」に要注意
家計診断サービス『オカネコ』を運営する株式会社400Fが行った「オカネコ サブスクの『ちりつも浪費』実態調査」が話題を呼んでいます。この調査は独自に330人を対象に実施され、サブスクリプションサービスの実態が詳しく明らかになりました。
サブスク契約者の実態
調査に参加したユーザーの中で、61.8%がサブスクを契約。これらの利用者の約半数、すなわち50.5%が「初月無料」や「お試し期間」終了後の解約を忘れ、自動的に課金され続けてしまった経験があると答えています。これにより、意図せず固定費が増加していることが懸念されています。
解約忘れの実態
さらに、サブスク契約者の約5人に1人、つまり19.1%が「ほとんど使っていないサービスの解約を忘れている」と回答。彼らの中には、月3,000円以上の損失を抱えている人が15%もいることがわかりました。これは、少額ながらも時間が経つにつれて大きな出費になる可能性を示唆しています。
サブスク見直しの重要性
調査では、約33%の人がサブスクの見直しを「ほとんど行わない」と回答。毎月の支出を見直さないのは、特にデジタル時代においてリスクを伴います。実際、サブスクリプション料金の値上げがあった際に、44.1%が何のアクションも取らなかったことが明らかになっています。
契約状況の把握がカギ
また、自分の契約内容を「完璧に把握している」と答えた人は36.3%に留まりました。多くの人が「おおよそ把握している」と答える一方、契約状況に無頓着な層が高いことから、解約忘れにつながっていると考えられます。契約しているサービスを整理することで、経済的な無駄を減らし、生活の質を向上させることができるでしょう。
デジタル大掃除でサブスクを見直そう
年末は「デジタル大掃除」の絶好の機会です。自分が契約しているサブスクリプションサービスを list化して、必要なものと不要なものを仕分けしましょう。特に初月無料トラップに引っかからないよう、解約期限をしっかりと把握して実行に移すことが重要です。
まとめ
この調査からは、デジタル固定費が増えていく現代家計の実態が浮き彫りとなりました。『オカネコ』を通じて、適切な家計管理の方法を学び、自分自身の支出を見直し、賢いお金の使い方をしていくことが求められています。専門家のアドバイスを受けながら、個別の相談もできる同サービスを活用することで、家計の見直しを行いましょう。