株式会社Entaar、X-HUB TOKYOのアウトバウンドプログラムに採択
東京のスタートアップ企業、株式会社Entaar(本社:東京都港区)は、東京都が主催する『X-HUB TOKYO』のアウトバウンドプログラムに参加することが決まりました。このプログラムは、スタートアップ企業の海外展開を支援するために設けられたもので、特にインドネシアコースに採択されたことが発表されました。
X-HUB TOKYOの目的とプログラムの概要
X-HUB TOKYOアウトバウンドプログラムは、東京発のスタートアップが国際的に活躍できるよう、さまざまな支援を行うアクセラレーションプログラムです。このプログラムは、シリコンバレーやニューヨーク、シンガポールといった世界的なビジネスハブと連携し、参加企業に対してブートキャンプ、メンタリング、ビジネスパートナーシップの構築支援、さらには投資家との接触機会を提供されます。
特に注目すべきは、インドネシア市場への進出です。インドネシアは、ASEAN地域の中でも巨大な市場ポテンシャルを秘めている一方で、投資規制などが参入障壁となっているため、ここでのサポートが非常に重要です。参加企業は現地企業や投資家とのネットワークを構築し、スムーズな市場参入を目指します。
Entaarのビジョンと提供するサービス
株式会社Entaarは、「全産業のIT武装を実現する」をミッションに掲げ、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するクラウドサービス『Entaar Cloud』を提供しています。特にコロナ禍以降、DX推進の流れが加速していますが、日本市場では依然としてレガシーシステムが障壁となっている現実があります。2025年までに最大12兆円の経済損失が予測されており、これに対応するためには大企業のDX推進が急務です。
Entaarは、「守りの投資から攻めの投資へ」という姿勢のもと、企業の成長を支えるための意思決定基盤を提供します。彼らが採択されたプログラムを通じて、インドネシア市場への展開可能性を探りながら、さらなるビジネスチャンスを創出していくことでしょう。
2024年のインドネシアICT市場とEntaarの展望
インドネシアでは、2024年にICT市場が674億米ドルに達すると予測されており、CAGR(年平均成長率)8.2%の成長が見込まれています。この成長する市場において、Entaarは自社のクラウドソリューションを展開し、業界内での影響力を高めることを目指しています。『X-HUB TOKYO』プログラムを契機に、彼らがインドネシアでどのような成長を遂げるのか非常に楽しみです。
会社概要
- - 社名: 株式会社Entaar
- - 代表者: 齋藤 大和
- - 株主: 経営陣、SSS Capital、インキュベイトファンド、西和田 浩平
- - サービス内容: 企業の最適なDXを実現する『Entaar Cloud』
- - 会社HP: https://entaar.com
日本だけでなく、アジアのビジネスシーンにおいてもこれからの展開が期待されるEntaar。彼らの成長と成功を心より応援したいと思います。