千原ジュニアが詐欺被害リスクをチェックする新番組が話題に

近年、特殊詐欺やロマンス詐欺の被害が増加している中、千原ジュニアがMCを務める「ABEMA的ニュースショー」が注目を集めています。10月20日放送の特集では、大分県での詐欺の現況が取り上げられ、県警が「非常事態」と認識するに至った背景が解説されました。

この放送では、大分県で10月だけで46件の特殊詐欺やSNS型投資詐欺が報告され、3億円以上の被害が確認されています。警察官や検察を名乗る詐欺電話が多く寄せられており、その内容は一見信じがたいものも多いです。たとえば、現金2200万円を自宅の植え込みに置くように指示されたケースや、顔も知らない相手からの結婚プロポーズと共に金銭を要求されるケースが紹介されました。

MCの千原ジュニアはこれに驚きながら、「なんで騙されるのか、第三者の目線では理解し難い」と語りました。その後、明星大学心理学部の藤井靖教授が「人は長時間にわたる訳の分からない話の影響で思考停止に陥ることがある」と解説。特にロマンス詐欺の場合は、顔が見えないことから期待が高まり、騙されやすくなると指摘しました。

さらに、藤井教授が考案した詐欺被害リスクのチェックリストも公開され、全6問の質問が出題されました。これには「ファミレスのメニューで迷ったことがない」など、日常に密接に関連した質問が含まれています。千原ジュニアを含む出演者たちの反応は興味深く、全員がファミレスでメニューを迷っているという結果に、笑いが起こりました。藤井教授は「このリストで多くチェックがつくほど騙されやすい傾向にあります。詐欺師は即決を迫るため、即断即決型の人は特に注意が必要です」とアドバイスしました。

千原ジュニアも自身の結果に触れ、「普通の人間」「凡人」と自らを分析する一幕もありました。特に「大事な決断を自分だけで決める」ことへの懸念を表し、「相談する方が良いのかも」と真剣に考える様子も見受けられました。観衆に向けたメッセージとして、詐欺に対する意識を高める必要性が強調された放送でした。

放送の中では、交通事故に関するコーナーもあり、東京・六本木で発生したタクシー事故を取り上げ。専門家たちがブレーキの踏み間違いの危険性について議論しました。年齢と共に体の変化を受け入れることの重要性についても、千原ジュニアのコメントが印象的でした。彼は日常的にストレッチをするよう心掛けていると話し、「これが老化の一部なんだろう」と、自身の体との付き合い方を考えさせられる内容となりました。

『ABEMA的ニュースショー』は、毎週日曜正午から午後2時まで生放送されており、視聴者にとって興味深い社会問題を鋭く突いた内容と、千原ジュニアの軽妙なトークが魅力となっています。放送後は「ABEMA」で無料見逃し配信も行われているため、気軽にチェックできます。今後もこの番組から目が離せません！