青木美歌の魅力
2025-07-31 14:28:10

未来へ続くアートの対話─青木美歌の魅力を探るトークイベント開催

青木美歌のアートに寄せる視点



2025年8月30日、札幌国際芸術祭と北海道立近代美術館の共催によるトークイベント「青木美歌《未生命の遊槽》をめぐって―ガラスに宿る、生命の気配」が開催される。このイベントは、北海道のアーティスト青木美歌(1981-2022)に注目し、彼女の作品とその背後にある哲学に深く迫る貴重な機会となる。

青木美歌は、東京で生まれ、札幌で育ったガラスアーティストで、作品は原始的な生命の形を独自の技術で表現している。粘菌やウイルス、細胞、花粉など、多様な生物のモチーフにインスパイアされており、ガラスの中に生命の気配を感じさせる彼女の作品は、観る者に強い印象を残す。2024年に開催される札幌国際芸術祭2024(SIAF2024)では、彼女のガラス作品がメイン会場で展示され、多くの来場者を魅了することが期待されている。

特に、《未生命の遊槽》は青木の最大規模の作品であり、地域文化に根ざしたコレクションとして、北海道立近代美術館に収蔵されることが決まっている。この作品を通じて、青木が社会や環境、生命に対する視点をどのように表現したのかを参加者と共に探求していく。

トークイベントの詳細



このトークイベントには、青木が師事したガラス作家の柿崎 均氏と、北海道立近代美術館の学芸員、藤原乃里子氏が登壇し、様々な視点から《未生命の遊槽》の魅力について語る。

また、今回のトークイベントは、手話通訳が付いているため、聴覚障害のある方々も安心して参加できる形となっている。これは芸術祭が今後も多様性を推進し、誰もがアートに触れる機会を提供していく姿勢を示している。

開催情報


  • - 日時: 2025年8月30日(土)13:30~15:00(開場 13:00)
  • - 場所: 北海道立近代美術館講堂(札幌市中央区北1条西17丁目)
  • - 登壇者:
- 柿崎 均(ガラス作家)
- 藤原乃里子(北海道立近代美術館学芸部企画推進課長)
- 司会: 細川麻沙美(SIAF2027 フェスティバルディレクター)
  • - 参加費: 無料(作品鑑賞とは別に観覧料が必要)
  • - 申し込み: 7月31日(木)14:00より開始、先着順(定員200名)
  • - 詳細・申込先: https://siaf.jp/p21243/

このトークイベントは、札幌の文化を支える重要な試みであり、多くの人々にアートの魅力を再発見してもらう良い機会となるだろう。デジタル時代の今、アートが持つ力を見つめ直し、共有する場となることを期待したい。

主催は札幌国際芸術祭実行委員会と札幌市、共催が北海道立近代美術館で、公益社団法人札幌聴覚障害者協会が協力している。地域の共同体として、アートを通じた対話が促進されることを願い、このイベントが実現することに感謝したい。


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