岡倉天心にインスパイアされた特別ディナーイベント開催

岡倉天心「茶の本」fusion DINNER in 茨城県天心記念五浦美術館

茨城県北地域で特別な風味を楽しむことができる一夜限定のディナーイベントが、2020年11月6日（金）に開催されます。この特別なディナーは、岡倉天心の哲学に触発された料理がコースのメインとなり、日本の文化や美に親しむ貴重な体験を提供します。

今回のディナーは、「茨城県北ガストロノミー」の一環として実施され、料理人たちが地元の食材を利用した特別メニューを考案しました。今年のテーマは「五感で、Fusion」。これは、視覚や味覚だけでなく、触覚、嗅覚、聴覚にも訴えかけるような体験を目指しています。

舞台となるのは、岡倉天心ゆかりの地である北茨城市の五浦に位置する、天心記念五浦美術館。美術館は、日本を代表する建築家・内藤廣氏が手掛けた設計で、クリエイティブディレクターの田中孝幸氏が空間演出を担当します。この特別な場所に、リミテッドの美食体験が待っています。

岡倉天心と「茶の本」

岡倉天心は、近代日本美術の父と称される思想家であり、彼の著作「茶の本」は1906年に発表され、日本文化を世界に紹介しています。この著書では、茶をテーマに自然と芸術の調和について述べられ、特に日常生活における美の追求が強調されています。今回のディナーは、「茶の本」が持つ世界観を料理を通じて体現し、参加者に深い感銘と気づきを与えることを目指しています。

特別な体験を提供

ディナーに先立ち、参加者は六角堂を訪れ、岡倉天心の世界観を体感します。この訪問を通じて、ディナーへの期待を膨らませ、その後五浦美術館でのダイニングセッションを楽しむことができます。イベントでは、茨城県北の食材を使用したフルコースが提供され、各料理は地元の料理人たちによる創意工夫が凝らされています。

ディナーの参加者は、岡倉天心がひたむきに追求した美の概念について更に理解を深めることができ、充実した時間を過ごすことができます。