津波からの希望
2024-09-18 19:31:21

津波からの希望を描く!海岸線の美術館のプロジェクトが始動

津波からの希望を描く! 独自のアートプロジェクトが始動



宮城県石巻市に位置する雄勝町では、2011年に発生した東日本大震災を受けて、全長約3.5kmにわたって建設された巨大な防潮堤が存在します。この防潮堤は、地域の人々を津波から守る大切な存在ですが、一方で美しい海や自然な風景を遮ってしまったため、多くのものが失われてしまいました。 その状況を打破すべく、一般社団法人SEAWALL CLUBが「海岸線の美術館」という新たなアートプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、壁面を利用して海の見えない防潮堤に希望の象徴としてのアートを描くもので、より多くの人々に雄勝の魅力を伝えることを目指しています。

このアートプロジェクトの資金は、クラウドファンディング「READYFOR」で募集中です。目標金額は300万円で、2024年9月18日から10月31日までの43日間にわたり支援を募集しています。プロジェクトサイト(こちら)から参加することができます。

壁画プロジェクトの背景



東日本大震災後、雄勝町はその復興の一環として、防潮堤を建設しました。しかし、耐震性の高い灰色の壁は、地域の象徴ともいえる海の景観を阻害し、居住空間や地域文化を隠してしまう結果となりました。そこで、アートを通じてこの防潮堤に新たな意味と情緒を持たせるための取り組みが始まりました。このプロジェクトでは、壁画制作を通じて地域の歴史や文化を表現し、未来の訪問者に希望を与えることを目的としています。

進行状況と展望



「海岸線の美術館」では、2022年からプロジェクトを進め、これまでに4つの壁画が完成しています。20XX年にはさらに4名の新しいアーティストが参加予定で、アートの新作も続々と発表予定です。現時点で完了している作品には、例えば壁画「THEORIA | テオリア」や「GOLDEN TWILIGHT | 黎明」があります。これらは地域の学校とも連携し、地元の子供たちと共に制作されたものでもあって、地元住民との結びつきも感じられます。

新たに加わるアーティスト達の中には、建築家やアニメーター、彫刻家など、各分野で活躍する才能が揃い、計7作品の制作が計画されています。また、クラウドファンディングで集めた資金を活用し、壁画の制作と運営費用に充てられ、2025年春期まで活動を続ける意向です。

期待される効果



出発点としての過去を癒し、未来に向けた希望を描くことがこのプロジェクトの核心です。特に、南海トラフ地震など災害のリスクが高まる今、日本各地で同様な防潮堤が建設される可能性がある中で、このプロジェクトは先例を作り出す可能性を秘めています。社会的にも文化的にも意義ある活動であり、特に地域住民の間で復興の象徴とされ始めていることが評価されています。

また、洋画家やイラストレーターの方々がこのプロジェクトに参加することで、成果物の多様性が生まれることも期待されています。そして何より、地域に「希望」をもたらし、観光地としての雄勝町の魅力を引き立てることにも寄与するでしょう。

この「海岸線の美術館」プロジェクトに関わるすべての人々が、より良い未来を描くために活動しており、その応援が必要です。壁画を通じて得られる感動やメッセージは、地域の人々だけでなく、訪れる多くの観光客にも伝わることでしょう。ぜひ、私たちと共にこの美術館の夢を実現させていきましょう!


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会社情報

会社名
一般社団法人SEAWALL CLUB
住所
宮城県石巻市雄勝町下雄勝2丁目5番
電話番号
090-5419-6783

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