安藤玉恵、初めての著書『とんかつ屋のたまちゃん』発表
個性派俳優として知られる安藤玉恵さんが、その人生を綴った初めての本『とんかつ屋のたまちゃん』を2025年5月28日に幻冬舎から出版します。本書では、彼女の故郷である東京荒川区のとんかつ屋「どん平」での幼少期や家族との思い出を通して、役者としての原点を描き出しています。
幼少期と俳優への道
安藤さんの実家は、荒川区尾久に位置する「どん平」。実はこの地区は、阿部定事件で知られる元花街の商店街でもあります。幼少期に過ごしたこの場所が、彼女の感受性や演技力に大きく影響していることがわかります。本書には次のような言葉が記されています。
>「尾久で生まれていろんな大人たちを見てきたことで、今やっている仕事を楽しめているんだろうと思うことがよくあって」
安藤さんの人生観が色濃く反映されたこの一文から、彼女の成長過程が伝わってきます。
壮大な家族ドラマ
本書は、安藤さんの家族についても語られています。彼女が描くのは、一家の大黒柱である祖母や放蕩癖のある祖父、地元で語り草となっている父、そして太宰治を愛するユニークな母の姿。また、兄との共通の思い出や周囲の商店街の人々との触れ合いも忘れがたいエピソードとして登場します。昭和の終わり頃の情景が甦る、一種のノスタルジックな雰囲気も醸し出されています。
担当編集者のコメント
本書に対する担当編集者は「この本はなつかしくて、おかしくて、バカバカしいのに、涙が出ちゃう」と絶賛しています。まさに、読者にさまざまな感情を呼び起こす作品です。俳優から新たに書き手としても注目される安藤さんの存在が、さらなる広がりを見せることでしょう。
書籍の詳細
- - タイトル: とんかつ屋のたまちゃん
- - 著者: 安藤玉恵
- - 発売元: 幻冬舎
- - 定価: 本体価格1400円+税
- - 発売日: 2025年5月28日
- - ISBN: 9784344044111
- - ページ数: 124ページ
- - ブックデザイン: 岡本歌織
- - カバーイラスト: アサバマリエ
この度の初著書により、安藤玉恵さんの新たな魅力が披露され、多くの読者の心を掴むことでしょう。彼女の人生の片鱗が詰まった『とんかつ屋のたまちゃん』から目が離せません。