おてつたびとヤマップがオンラインセミナーでの連携
2026年4月21日、株式会社おてつたび(東京・品川)と株式会社ヤマップ(福岡)によるオンラインセミナーが開催される。これは地方自治体の担当者を対象に、持続可能な「関係人口」の重要性とその育成方法について話し合う機会だ。このセミナーでは、単なる一過性の関与を超え、地域と深い結びつきを持つ方法が提案される。
セミナーの背景
最近、「関係人口」という言葉が地方創生の文脈でよく耳にされるようになった。しかし、実際にその創出に挑む自治体からは、「何から始めれば良いのかわからない」といった声が多く上がっている。特に、地域の担い手としての関与を引き出すための「きっかけ」を作ることが難しいと感じている担当者が多い。
さらに、地域と「関係人口」との間で生まれる成果をどう評価し、予算や施策の説明に活かすかが大きな課題である。そこで、おてつたびとヤマップは、こうした課題に対しての解決策を具体的な事例を交えて提示することにした。
セミナーの概要
セミナーは2026年4月21日(火)の13:00から14:00にオンラインで実施され、参加は無料。対象は自治体の移住・定住担当、地域おこし協力隊などの職員。事前申し込みが必要となり、締切は2026年4月20日(月)15:00だ。
主な内容としては、おてつたびが過去の成功事例から「働く・手伝う」活動がどのように持続的な関係を生むかを紹介する。また、ヤマップは「趣味・山」から生まれる地域への愛着の育成について説明する。さらに、「続く関係人口」を生み出す成功自治体の共通点や、施策の成果をどう測定しアピールするかについても取り上げる予定だ。
具体的な成功事例
例えば、徳島県の鳴門市では、地域の基幹産業である農業を軸として、おてつたびのプラットフォームを活用し、全国から多くの参加者を募っている。ここでは約120名が2週間地域に滞在し、実際の農作業を通じて地域に関わり、その後移住を選ぶケースも増えている。
さらに、ヤマップが風力・観光・地域との新たな関係を築く「熊野リボーンプロジェクト」では、参加者全員が地域を再訪するという高い成果を上げている。このように、双方の企業は、地域創生に向けた新たな方法を模索し、持続可能な関係性を築くことに挑戦している。
おてつたびの特徴
株式会社おてつたびは「お手伝い」と「旅」を組み合わせた新しい人材マッチングサービスを提供している。地域の人手不足を解消するために、働きたい旅行者と地域の事業者を結びつけている。旅行者は働きながら報酬を得ることができ、地域の文化や人々との交流を楽しめる。また、地域事業者も手軽に外部からの労働力を得ることができる。
利用者が増えている背景には、物価上昇やテレワークの普及があり、特に50代以上の参加者が増加している。こうした動きが、「お試し移住」への関心を高めている。
結論
このセミナーは、実際に「関係人口」を育むための手法を学びたい自治体の担当者にとって、有益な情報源になることが期待されている。おてつたびとヤマップがそれぞれ持つ知見を活かし、地域活性化の一助となることを目指している。