揚州文化観光、日本市場での新たな展開
2025年9月25日から28日まで愛知県で開催された「ツーリズムEXPOジャパン」に、揚州市文化広電・観光局が出展しました。参加者は多くの市民や旅行業者で賑わい、揚州の豊かな歴史文化と観光資源を紹介する機会となりました。
展示エリアでは、日本語で作成された揚州観光のPRパンフレットが配布され、揚州の名所や特産品が数多く紹介されました。特に、揚州の名物料理や訪れる価値のある場所についての情報は、来場者の関心を集めました。会場では、参加者同士の交流が活発に行われ、興味を持った旅行業者や市民が次々と質問を投げかける場面が見受けられました。
また、揚州市は日本の旅行業者との商談も行い、特にJTBなどの大手旅行会社と直接対話する貴重な時間を持ちました。このような外交的なアプローチによって、日本からの訪問者が揚州の豊かな文化遺産に触れ、興味を持つことを目指しています。
無形文化遺産とのふれあい
特に注目を集めたのは、揚州省の無形文化遺産である「揚州文人香制作技芸」の体験コーナーです。来場者たちは、無形文化遺産の伝承者である王其標氏に導かれ、実際に香牌を作る体験を通じて、揚州の文化への深い理解を持つことができました。創作活動を通じて、香りを感じることで揚州に親しさを感じた参加者も多く、魅力的な展示となりました。
貴重な香りと文化に触れることで、揚州が持つ文化的背景に対する興味が深まり、訪問したいという意欲が高まったようです。
大阪中秋明月祭にも登場
続いて、揚州文化観光は2025年10月4日から5日に大阪で開催される中秋明月祭にも参加しました。この祭りは、日本の伝統的なお月見の風習と、中国の祭月などを融合させたイベントです。来場者たちは揚州の魅力を再確認しながら、文化の交差点としての揚州の位置づけに感銘を受けていました。
揚州の文化や特産品、無形文化遺産は、展示された作品から滲み出る美しさと独自性が来場者を魅了しました。スタッフも来場者に揚州の歴史や文化について紹介し、興味を持ってもらうことに成功しました。
参加者の中には、過去に揚州を訪れたことがあるという老夫婦もおり、その思い出を語ってくれました。彼らは揚州の名物である揚州炒飯の素晴らしさを称賛し、再度訪問したいとの希望を述べるなど、心温まるエピソードが広がりました。
結び
今回の展示とイベントは、揚州の魅力を伝える良い機会となり、日本との文化交流の架け橋を築くことに成功しました。揚州は今後も多様な文化観光製品を展開し、日本人に揚州をさらに知ってもらうための努力を続けていく考えです。これにより、両国の文化観光交流をより深め、より多くの人々に揚州の美と文化を体感してもらいたいという思いが伝わってきます。