Workday Buildの革新
人事や財務データの管理を専門にするWorkday, Inc.は、2025年9月16日に新しい開発者向けツール「Workday Build」を発表しました。このプラットフォームの強みは、AIを活用して企業向けにカスタマイズ可能なソリューションを取り入れることができる点です。
Workday Buildの機能
Workday Buildは、顧客やパートナーがWorkdayプラットフォーム内で直接AIを活用したソリューションを構築、共有、拡張できるように設計されています。具体的には、Workdayのアプリケーション、データ、AIへのオープンアクセスを実現しており、これによりユーザーは自社ニーズに合わせて機能を自由にカスタマイズすることが可能です。さらに、これらの活動はWorkdayが定める高い信頼性とセキュリティのもとで行われます。これは、AI駆動のイノベーションを迅速に供給するための大きな一歩となります。
新しいAIエージェントの構築
Workday Buildには、「Workday Flowise Agent Builder」という新しいローコードツールが導入され、ユーザーは簡単にカスタムAIエージェントを設計し、展開、管理することが可能になります。このツールを利用することで、Workday内のデータとコンテキストを基に、よりスピーディーかつ柔軟にビジネスに特化したAIエージェントを作成できます。
Workdayのビジョン
Workdayの最高技術責任者(CTO)ピーター・バイリスは、「画一的なエンタープライズソフトウェアの時代は終わった」と強調し、Workday Buildを活用することで顧客はAIの使用者からクリエイターへと進化でき、信頼性の高いデータに基づくインテリジェントなソリューションを提供できると語っています。これにより、業務の変革を実現するための新たな道が開かれるのです。
Workday DevCon 2025での発表
この新たなAI開発者向けツール群は、Workday DevCon 2025の場で紹介され、Workday Illuminateの機能を開発者に提供します。これにより、AIアプリケーションやエージェントのカスタマイズと連携が一層容易になるのです。Workday Buildへの移行により、これらの機能は単一の開発者プラットフォームに統合され、さまざまな機能が一つの環境内で利用可能となります。
具体的なツール群
以下のような新しいツール群が特に注目されます:
- - Workday Flowise Agent Builder:シンプルな対話型開発から複雑なワークフローに至るまで対応し、エンタープライズ仕様のAIエージェントを直接設計できます。
- - 新たなAI開発者向け製品とツール:アプリケーションやエージェント、オーケストレーションの構築を助けるための統合ツールです。
- - Workday Data Cloud:顧客は人事・財務データにアクセスし、エンタープライズデータプラットフォームとのシームレスな連携が可能になります。
- - Workday Marketplace:エコシステムはパートナーによる業務特化型ソリューションを拡充し、更なるニーズに応えます。
開発者への支援
Workdayは、開発者が学び、認定資格を取得できる全球規模のコミュニティを通じて、Workdayエコシステムとの連携を促進します。この取り組みによって、業界横断的なイノベーションが加速され、新たなビジネスソリューションの創出が期待されます。
ローンチ予定
Workday Flowise Agent Builderは、2026年の前半から、Workday Extend Professionalを利用している顧客へ提供される予定です。また、Workday Data Cloudは同じく2026年の前半からアーリーアダプター向けに、後半には一般提供が始まります。
Workday Buildは、将来の働き方を変革する可能性を秘めており、企業はこのツールを使用することで、新たな可能性を探ることができるでしょう。