不動産業界の未来を担う！宅建士向け不動産相談員研修がスタート

不動産業界の新たなステップアップを目指す

不動産業界は複雑で多様な問題を抱えており、その解決には専門的な知識と技能が求められます。住宅新報がこの4月に発表する「不動産相談員研修」は、宅地建物取引士としてのスキルをさらに高め、業界全体の質を向上させる重要なプログラムです。この研修は、住宅新報の発刊75周年を記念し、業界の未来を見据えた取り組みでもあります。

不動産相談員研修の概要

研修内容

この研修は、5時間にわたる動画講座の受講と、その後の修了テストが組み合わさった形式で行われます。受講者は一定の基準を満たすことで修了認定を受けられます。受講資格は宅地建物取引士試験をパスした方のみで、合格証番号または宅建士登録番号が必要になります。

受講料は14,300円（税込）で、修了認定登録料も含まれています。また、講座の内容は民法や周辺法令、訴訟関係、紛争事例に関するもので、実務に役立つ80ページのテキストも提供されます。

研修の意義

不動産相談員研修は、宅地建物取引士として求められる知識や能力の維持・向上を目指します。業界において、宅建士が果たすべき責任を再認識し、個々の資質を向上させることが求められています。これは、ただ単に資格を持つだけでなく、その資格を最大限に活かし、不動産取引や関連業務での信頼性を高めることが目的です。

ステップアップのメリット

研修を受講後、受講者は「不動産相談員」としての資格を取得し、さらに「ADR調停人」へのステップアップも可能です。法務大臣の認可を受けた資格であるため、業務の信頼性は向上します。また、取り扱える業務の幅も広がり、不動産取引に関するトラブルを解決する際には報酬を得ることもできます。これにより、受講者自身のキャリアアップが期待されます。