新卒入社を控えた20代の不安・心配事を調査した結果

新卒入社を控えた20代の心配事とは

企業向け教育研修と若者向け就職支援を行う株式会社ジェイックは、入社を1か月以内に控えた20代の新入社員に対する不安や心配事に関する調査を実施しました。調査の結果、188名の回答を得ました。調査期間は2024年12月13日から2025年2月26日で、就職支援サービス「ジェイック就職カレッジ®」を利用した方々が対象です。

調査結果の概略

最も多くの回答を得た心配事は、入社当日の動きに関するもので、なんと70.7%が不安を感じているとのことです。具体的には、勤務時間、服装、持ち物などに関する詳細が気になるようです。次いで入社までの段取り（提出書類など）について63.8%の人が不安を報告し、37.2%が入社先の企業（勤務環境や仕事内容）について心配を抱いていました。

特に、入社日当日にどのように行動すればよいかという不安は、就職活動においても非常に重要な要因であることが明らかになりました。

課題と改善策

株式会社ジェイックの取締役である近藤浩充氏は、この調査結果を受けて次のようにコメントしています。「若者の採用が盛んである一方で、入社前に辞退されるケースが多いため、企業は内定者へのフォローを強化する必要があります」と述べ、入社準備や当日の不安を解消するためのサポートの重要性を訴えました。

入社準備を円滑に進めるためには、企業側が提出書類や手続きを一覧化して分かりやすく提示することが推奨されます。また、勤務時間や服装、持ち物などの基本情報を事前に共有することで、新入社員が感じる「当日はどうなるのか？」という不安を解消できるとしています。

さらに、【入社前のオリエンテーション】を行い、入社の流れや重要な準備ポイントを解説することも重要です。このようなサポートがあれば、新入社員はより安心して入社できますし、ひいては入社後のエンゲージメント向上にもつながるでしょう。