地方創生と未来を形作るミチシロカ
地方創生が叫ばれる中、結びつきのあった地域社会と若者の新たな関係性を探るため、体験型教育プログラム「ミチシロカ」が立ち上がりました。このプログラムは、地域が直面する課題を学生と共に解決するというコンセプトのもと、学習者のキャリア形成と地域活性化の両方を目指します。
ミチシロカの誕生背景
中央コンピューターサービス(CCS)は、1981年の創業以来、地域に根ざした活動を続けてきました。少子高齢化や人口減少、地域経済の衰退といった日本全体の課題に取り組む中で、学生のキャリアの多様化が新たな解決の糸口になると考えました。従来の都市部への就職が一般的だった時代から、UターンやIターンといった選択肢が増え、地域と若者の結びつきが必要とされています。こうした思いから「ミチシロカ」は誕生しました。
北海道での実施
2022年8月、北海道の真狩村と音更町で初回のプログラムが実施されました。参加したのは、真狩村の6名と音更町の7名の学生たち。彼らは5日間にわたり、現地でフィールドワークを行い、「お題」に基づいて地域のリアルな声を聞き取る作業に取り組みました。
このプログラムでは、Project Based Learning(PBL)という手法を用いており、参加学生は自己主導で地域課題の解決に挑戦しました。家業の手伝いなどの従来の就業体験とは異なり、学習者自身が地域社会に溶け込み、実際の問題解決に向けて行動する姿勢が求められたのです。
面白い体験レポート
今回のプログラムを通して得られた体験は、小冊子としてまとめられ、希望する自治体や教育機関に無償で配布されます。この取り組みは、地域活性化や大学との連携に向けた新たな試みとして位置づけられ、今後も全国での展開が期待されています。次回は2023年冬に予定しており、より多くの自治体からの参加が見込まれています。
公式noteも要チェック
体験レポートの詳細や、学生や事務局のインタビューなどが公開されているミチシロカの公式noteも注目です。参加者たちが地域での体験をどのように捉え、どのように自己成長に繋げたのかを知ることができます。
ミチシロカ公式noteはこちら
今後の目標
CCSは、「お客様に頼られる地域のITパートナー」を目指すミッションのもと、地域が直面する課題に向き合っています。ミチシロカを通じて新しい地域ICT人材の育成と、地域価値の創造を推進していく所存です。 地域と若者の結びつきによって、より良い未来社会の形を模索していきたいと考えています。
私たちの活動が、地域社会の持続可能な発展に寄与できるよう、今後も積極的に取り組んでまいります。