HAPROTが三菱地所「HOMETACT」のアンバサダーに就任
株式会社HAPROT(広島県廿日市市、代表取締役: 満元貴治)は、三菱地所株式会社(東京都千代田区、執行役社長: 中島篤)が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT」の「安全持続性能アンバサダー」に就任し、アドバイザリー契約を結びました。この新たな連携は、スマートホーム技術と「安全持続性能」の視点を結びつけ、より良い住まいづくりを進めることを目指しています。
「安全持続性能」とは?
HAPROTが掲げる「安全持続性能」は、作業療法士の視点を基にした住宅における独自の安全性と持続性を評価する指標です。安全性は住宅内での事故の予防力を見つめ、持続性は居住者のライフスタイルや身体機能の変化に対応できる住環境を評価します。これにより、現在のリスクを見える化し、将来を見据えた住宅改善の提案が行えます。このアプローチは、全国の多くの家庭に新しい評価基準として広まりつつあります。
背景と意義
現在、日本では高齢化の進展により、住宅内事故の予防や居住者の健康状態に対応する必要性が高まっています。HAPROTの代表である満元氏は、このアンバサダー就任を通じて、医療的知見を生かした住環境設計とスマートホーム技術の融合を図ります。これにより、住まいの安全性と快適性を兼ね備えた環境を提供し、高齢者や妊婦、障がい者を含む全ての人々が安心して暮らせる空間を実現することを目指しています。
HOMETACTによる効果
「安全持続性能」と「HOMETACT」が連携することで、住宅の今と未来を見据えたリスク評価提案が可能となります。たとえば、エアコンが自動で室温を調整し、浴室のヒートショックを予防。また、移動時に自動で灯りが点灯し、転倒リスクを抑制するなど、安心した住環境づくりが進むでしょう。
連携の可能性
主任医療の知見を持つHAPROTと、スマートホーム技術を提供する三菱地所が手を組むことで、未来の住まいはさらに進化すると期待されます。今後は在宅医療や介護の分野とも連携し、地域の高齢者や障がい者を支える住環境を築き上げていく意向です。特に集合住宅や非住宅分野にも展開を広げ、多様な生活者のニーズに応える取り組みが進められます。
満元氏は、このように「安全持続性能」と「HOMETACT」の連携がもたらす新しい価値に対して高い期待を寄せています。さらに、どんな人でも安心して暮らせる住環境を提供することが、今後の社会に求められていると強調しています。
株式会社HAPROTは、2022年に設立され、安心・安全な住まいづくりを基礎に住宅業界での専門知識とネットワークを拡充させています。三菱地所と共同で、新しい家づくりのスタンダードを一般化していく試みは、今後も注目されるでしょう。