スタディプラスと代々木ゼミナールが教育で新たなIT連携を実現

スタディプラスと代々木ゼミナールの業務提携

提携の背景

2023年、少子高齢化の進展により、日本の教育業界は多くの課題に直面しています。その中でも特に顕著なのが、労働力不足であり、2030年までに644万人もの労働力が不足すると予測されています。このような状況下で、教育機関は教員の不足や生徒とのコミュニケーション不足という大きな問題に直面しています。

この課題を受けて、スタディプラス株式会社と学校法人高宮学園が新たな業務提携を結びました。講義内容や教材の質を維持しながら、より効率的な教育を提供することを目指しています。

業務提携の内容

コラボレーションの一環として、スタディプラスが提供する教育機関向けコミュニケーションプラットフォーム「Studyplus for School」と、代々木ゼミナールが提供する「代ゼミサテライン予備校」の学習記録の自動連携が行われる予定です。これにより、教育機関は生徒の学習記録を一元化し、効率的に管理できるようになるでしょう。

スタディプラスの「Studyplus for School」は、学習記録を通じて教員が生徒とつながり、成績向上を助けることを目的としています。このプラットフォームの導入により、教育現場における業務が大幅に効率化されることが期待されています。具体的には、生徒の出席や成績、面談の記録などを集約し、誰でも簡単に情報を管理できるようになります。

ICT活用による教育の未来

昨今の教育現場では、ICT（情報通信技術）の導入は進んでいますが、サービスが多様化したために逆に管理が難しくなるという新たな課題も生じています。「Studyplus for Schoolは、複数のツールを一元化することで、教師と生徒のコミュニケーションを円滑にし、教育の質を向上させるための強力な武器です。

この提携により、特に大学入試に向けた対策が重要視されています。代々木ゼミナールが誇るトップ講師の映像授業を通じた質の高い教育を受けつつ、学習進捗をリアルタイムで把握できることで、生徒はより効果的にポイントを抑えた学習が可能となります。